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本桐神社 (北海道〈日高〉新ひだか町三石本桐)

参拝日 令和元年8月7日(水)
作成日 令和2年9月19日(土)
追記日 令和6年3月17日(日)
よみ  ほんきり じんじゃ  
所在地 〈日高管内〉新ひだか町三石本桐 (42度15分36.13秒 142度38分18.82秒)
 地図:地理院地図(ズームレベル15)
    いつもNAVI(ズームレベル13)  
地図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 290km×南北 270km の範囲の地図です
・東西290km 南北270km
印:当社位置


地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等 ・北海道神社庁 北海道の神社 本桐神社
祭神  天照大御神
由緒  北海道神社庁誌には次の様に載ってゐる(1)
由緒 本神社は明治二十四年四月十六日、本桐の開拓者、奥野幾蔵・坂本利吉等が、伊勢より御分霊を受け、現在の本桐三四七番地に奉斎したことに始まる。昭和三年本桐三二四番地の塚本猪之吉より所有地一反歩の寄附を受け、此処に移転奉斎し来れるも、住民の増加に伴い、境内地狭隘となり、昭和四十一年同社地と本桐二九九番地の町所有地五反歩と交換し、翌昭和四十二年四月十五日、上記の土地に移転遷座し今日に至る。
雑記  日高本線本桐駅から北北東へ1.5kmのところにある。(なほ、鵡川駅から当駅を経由して終点様似駅までの116kmは平成27年から不通で廃止が濃厚な状況。代行バスが運行されてゐる。)
 町役場からは東南東へ26kmの所にある。

 平成十七年九月に社殿改築されてゐる(拝殿内に掲げられてゐる写真や寄附の記録による)。拝殿内掲示の写真は、昭和46年8月撮影の社殿も掲げられてゐる。

 台だけとなった戦没者慰霊碑(跡)があるるが、このwebサイトを見ると立派な碑が建ってゐる姿を見られる。 台には碑文がはめ込まれてゐる。次の様。
建立の趣旨
異国の地にあってどんなにつらかったであろう 一杯の水も口に出来なかったであろう ただ一途に必勝を信じて勇ましく戦い尊い生命を国の為に捧げられたあなた方の苦しみを再び繰返さぬ様この尊い犠牲を忘れず更に永遠の平和を希い終戦三十三周年に当り一般各位のご協力を仰ぎここに慰霊の碑を建立す
 昭和五拾弐年十月 日
      本桐地区遺族会
  碑文は、先に訪れた歌笛神社の慰霊碑碑文と同じ。終戦四十年(歌笛)、終戦三十三年(当社)の所だけ異なる。

 本桐は元、本桐村で(明治9年には存在)、明治12年に三石郡の一部となり、明治39年に本桐村、姨布村(おばふ)、辺訪村(へぼう)、幌毛村、鳧舞村(けりまい)、歌笛村(うたふえ)の区域をもって三石村が発足、後町制施行し、三石町は平成18年静内町と合併し新ひだか町の一部となった。
 日高町は別な自治体として昭和18年に日高村と改称、昭和37年に町制施行してゐる。紛らはしいんだが、静内と三石で折合ひが付かなかったんだらうネ。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)
写真1 社頭
写真1 拡大 (1280×960)

社頭

社号標は「本桐神社」背面には「平成十七年九月吉日建立 本桐神社改築期成会 会長田中光雄」とある。


写真2
写真2 拡大 (1280×960)


写真3
写真3 拡大 (1280×960)

社殿正面

社前の狛犬は「昭和四十二年九月建之 畑端平吉」とある

写真に写ってゐないが、向って右手に五神名地神塔がある。「大国魂大神、倉稲魂大神、豊受姫大神、天照皇大神、少彦名大神」の五神と「昭和四十六年六月本桐連合実践会建之」の六面。

写真4
写真4 拡大 (1280×960)


写真5 拝殿内
写真5 拡大 (1280×960)

拝殿内

写真6 開拓之碑
写真6 拡大 (1280×960)

開拓之碑  碑背の碑文は次の様。
 本桐村の開拓は 明治十九年阿波国住人大塚助吉 阿路国住人前川佐吉 同畑端喜代蔵等数戸がこの地に移住したに始る 同二十三年競走馬生産の礎となった名馬豊平号の導入 同二十七年本桐小学校創設 同四十年本桐 歌笛間道路開発 大正八年かんがい溝の掘削を施し今日の美田百八十余町を得る 昭和七年電灯設置 同十年国鉄本桐駅の開設等社会環境は逐次改まり 三石町農村中心地として関係機関林立する今日の発展を遂げた 茲に先人の労苦を偲び弥栄を祈念し本碑を建立するもの也
   昭和四十六年六月  本桐連合実践会


写真7
写真7 拡大 (1280×960)

碑文だけとなった戦没者慰霊碑(跡)。このwebサイトを見ると立派な碑が建ってゐる姿を見られる。

碑文は拡大画像や、雑記欄参照。


出典・脚注
  1. 『北海道神社庁誌』北海道神社庁 平成11年 p.651-652

改訂記録
  • 令和06.03.17 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。

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