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室蘭八幡宮 (北海道〈胆振〉室蘭市海岸町)

参拝日 令和元年7月4日(木)
作成日 令和2年9月4日(金)
追記日 令和6年3月18日(月)
よみ  むろらん はちまんぐう  
所在地 〈胆振管内〉室蘭市海岸町二丁目9-3 (42度19分15.00秒 140度58分5.60秒)
 地図:地理院地図(ズームレベル15)
    いつもNAVI(ズームレベル13)  
地図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 290km×南北 270km の範囲の地図です
・東西290km 南北270km
印:当社位置


地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等 ・北海道神社庁 北海道の神社 室蘭八幡宮
・Wikipedia:室蘭八幡宮
祭神  誉田別尊 (ほんだわけのみこと)
 保食神 (うけもちのかみ)
 琴平神 (ことひらのかみ)
由緒  元 県社 (昭和20年9月15日付で国幣小社に昇格内定も配線により実現せず)
 北海道神社庁誌には次の様に載ってゐる (1)
由緒 明治元年旧暦八月十五日、室蘭郡支配総鎮守神社として函館八幡宮より御分霊を奉斎し、現市内崎守町に御創立。明治八年琴平神・保食神を合祀して現在地に御遷座、郷社八幡神社と称す。此の時噴火湾に寄り鯨漂い、漁民之を獲えて開拓使に買上を願い、その費用を用いて御造営御遷座執行の故を以て「鯨八幡」と愛称される。明治四十四年九月六日、大正天皇束宮として御登山港湾御展望の折、松のお手植あり。大正四年九月二十一日神饌幣帛料供進神社に指定。大正十一年七月二十三日、昭和天皇摂政宮殿下として行啓の折先帝陛下の御跡尋ねられ水松の御手植在らせられる。大正十三年八月十四日県社に御昇格。昭和十三年御大典記念事業の御社殿大造営竣功。昭和二十一年宗教法人設立。昭和二十七年現社名に変更。昭和四十三年御鎮座百年記念事業の南参道改修工事竣功。平成四年御大典記念事業の表参道、車参道改修工事竣功。
合併により合祀された歴史をもつ御祭神 トッカリムイ神社 保食神 明治八年八月合祀・ベキリウタ神社 琴平神 明治八年八月合祀

 室蘭市発行のふるさと室蘭ガイドブックには次の様に載ってゐる (2)
室蘭八幡宮 (海岸町)
 明治元年(1868)旧暦8月15日に、室蘭群支配総鎮守神社として函館八幡宮より分霊を受けて今の崎守神社に創立し、新室蘭(現 蘭西地域)に町の中心が移ったことにより鎮守様が必要と、明治7年から8年にかけて、崎守町にあった崎守神社を遷座(せんざ)したものです。八幡大神とともに琴平神(ことひらのかみ)と保食神が合祀されています。
 当時、神社の造営に当たり市民からの寄付を予定しましたが、思うように集まらなかったため、同年、港にクジラが漂っていたのを漁民が捕獲し、北海道開拓使に買い上げを願い出て、このクジラを売った代価(当時の140円)を造営費用(当時の300円)に充てたことから、別名「鯨八幡」とも呼ばれるようになりました。
 開拓使の記録には、このクジラは「目の下丈(たけ)六尋(ひろ)(約10.8m)で胴まわり四尋(ひろ)(約7.2m)あり、左腹背から尾にかけて四分の一が鯱(しゃち)に食いちぎられていた」と記されています。
雑記  室蘭本線室蘭駅から北北西へ0.7kmの所にある。

 室蘭と云へば鉄。しばらく前から高炉休止などのニュースを耳にしてゐて、芳しくない印象がある。この文を書くのに当り、wikiをみて、日本製鉄室蘭製鉄所の来歴(新日鉄住金←新日本製鐵←富士製鉄←日本製鉄←←←北海道炭礦汽船輪西製鐵場)をみると、北炭が出てきてびっくり。知らなかった。原料の石炭は夕張からと想像が付くが、鉄鉱石はどこから? と思ったが噴火湾一帯の砂鉄を使ったと云ふのでまたまた驚き。砂鉄は小規模な製鐵にしか使へないかと思ってゐた。

 現在の室蘭市域となるまでの変遷は、wikipediaによると、
・明治33年(1900年)7月1日 - 北海道一級町村制の施行により、札幌通、西小路町、沢町、幕西町、常盤町、浜町、本町、絵鞆村、千歳町、海岸町の区域をもって室蘭町(一級町)が発足。
・大正7年(1918年)2月1日 - 北海道区制の施行により、室蘭町および北海道一・二級町村制未施行の輪西村・千舞鼈村・元室蘭村の区域をもって室蘭区(現・室蘭市)が発足。
  と云ふ。元室蘭村は、現在の崎守町。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)
写真1
写真1 拡大 (1280×960)

社号標は「昭和三十二年参月十一日 建設大臣 南條コ男 謹書」とある。

写真2
写真2 拡大 (1280×960)


写真3 社殿正面
写真3 拡大 (1280×960)

社殿正面

写真4
写真4 拡大 (1280×960)


写真5 御本殿
写真5 拡大 (1280×960)

御本殿

写真6 拝殿内
写真6 拡大 (1280×960)

拝殿内

写真7
写真7 拡大 (1280×960)

境内社 三吉神社

手水石は明治四拾四年九月二日奉納されたもの。

写真8
写真8 拡大 (1280×960)

忠魂碑

明治四十四年七月二十七日施工と年記がある。

御朱印
御朱印 拡大 (480×640)

御朱印

「鯨八幡」と墨書。角印には室蘭八幡宮御璽、丸印には中央に室蘭八幡宮、周囲にはは北海道室蘭市・参拝記念。


出典・脚注
  1. 『北海道神社庁誌』北海道神社庁 平成11年 p.607
  2. 令和2年8月21日閲覧 ふるさと室蘭ガイドブック 室蘭市 平成28年 p.56
  3. 令和2年9月4日閲覧 ウィキペディア(Wikipedia)室蘭郡

改訂記録
  • 令和06.03.18 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。

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