由 緒
境内の掲示には次のやうにある。
沼ノ端神社ご由緒
御祭神 天照大神 樽前山神社
沼ノ端の始まりは、明治三十一年に北海道炭鉱鉄道沼ノ端駅の設置が開基となります。自然発生的に集落が形成され、有志方々の呼びかけで地域に総守護身様として造営御鎮斉されたので有ります。最初の祠は、駅の西側の現沼ノ端中央四丁目十一の大森さん宅北側に建立されました。
大正に入り、人口も増加し、新市街地の造成により、移転余儀なくされ、現コミュニティセンター南側に移転となりました。大正十一年北海道鉱業鉄道金山線(沼ノ端〜イクベツ間)開通。大正十五年北海道鉄道札幌線(沼ノ端〜苗穂間)開通で更に人口が増加し、新たな市街地造成で昭和三年に三度目の神社が現在地に建立されました。沼ノ端の発展を見守って頂いた神殿も五十年を超えて、老朽化が進み、昭和五十九年に地域住民の協力により神殿と社務所が建立されました。平成二年に鳥居も建立、地域一帯で先人の魂を受継ぎ鎮守の杜を大切に見守って行きたいと願います。
完
平成二十六年八月吉日 午年
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| 雑 記
| 沼ノ端駅から西南西へ0.3kmのところにある。
最初の鎮座地4丁目11は現在地の東隣の区画、次の鎮座地は南へ2区画の所、コミュニティセンターは当社から東南東へ約100mのところとなる。
鳥居は平成2年8月奉納、扁額には「沼ノ端」と神社の表記が無いのは珍しい。狛犬は二対あり、社殿に近い方が平成二十八年八月、もう一対は昭和六年九月寄贈。石灯籠も二対あり、昭和六年九月寄贈と平成十一年十一月奉納のものがある。
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