神社訪問記ホーム(都道府県の選択)北海道の神社にもどる

千歳神社(北海道千歳市)

作成日 平成22年5月8日
追記日 ────────
よみ  ちとせじんじゃ
所在地  千歳市真町1番地(北緯42度49分5秒、東経141度38分32秒)
HP  北海道神社庁 北海道の神社 千歳神社
祭神  豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
 伊智伎志摩比売命(いちきしまひめのみこと)
由緒 郷社。享和3(1803)年「正一位思古津稲荷大明神」が勧請された。その150年前に弁財天小社を作った記録があり、幕末の頃には 弁財天の陰に稲荷神社があるといふ状態だった。弁財天は明治中頃移され釜加神社となった。
 「シコツ」の名は、アイヌ語の「大きなくぼみ、凹み」の意味だが「死骨」に通じる響きがよくないといふことで、鶴が多く棲息してゐた ことから「千歳」に地名を変へたといふ(文化2(1805)年)。明治34年か35年には神社の百年祭を行った。大正六年に「千歳神社」に改称。

 (「千歳神社とその歴史」(金沢恵理) から抜粋した。)
参拝日 平成21年7月18日(土)
雑記  肌寒い日だった(後日調べたら、日中の気温は15度)。雨は降ってゐないもののしっとりと濡れた境内に人影はなかった。
 拝殿の何十メートルか手前に「大正十三年十月 千歳神社跡」と刻まれた高さ五六十センチメートルほどの石柱が立ってゐる。 昭和五十一年に現社殿が完成した際に、大正十三年の旧社殿を解体したといふ、その社殿跡の地であらう。
 「シコツ」の意味から思ひ出した。道民ならよく知ってゐると思ふが、千歳川放水路計画があった。もともと低地で長沼など複数の沼地 があり、アイヌは川の氾濫で浸水するところとして低地には居住してゐなかったいふ。然し、食糧増産等のため干拓したり、ゴルフ場開発、 新空港も該当するのだろうか、森林を減らしてきたから、流入水量が増えるし氾濫したら被害が出る。氾濫しないやうに太平洋側に放水路を 造らうといふ計画。現状は石狩川を通じて日本海に流れてゐる。川幅を広げ堤防を高くするのが第一の選択と素人でも考へるが、結局、 遊水池を造ることも加へるなどしてまとまり、放水路は中止になった。
 江別の洪水の様子を父親が撮影した写真を見せてもらったことがある。何ヶ月分かの給料で買ったカメラで撮って自分で現像焼付けした さうだ。水の中からあちこちに電柱が立ってゐる。江別川(千歳川の江別市域での呼称だが、最近は使われないようだ)が氾濫したさうだ。 石狩川の水位が高いため流れにくかったり、逆流するのださうだ。
 「シコツ」から父親の撮影した写真にまで連想が進んでしまった。


平成21年7月18日撮影

平成21年7月18日撮影

平成21年7月18日撮影

・01.06.30 北海道神社庁北海道の神社URL更新


inserted by FC2 system