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納沙布金刀比羅神社 (北海道〈根室〉根室市納沙布)
参拝日 令和3年6月1日(火)
作成日 令和4年2月5日(土) 改訂日 令和6年2月19日(月) |
のさっぷ ことひら じんじゃ
| 〈根室管内〉根室市納沙布86-1 (43度23分4.40秒 145度48分35.18秒)
| 地図:地理院地図(ズームレベル15) いつもNAVI(ズームレベル13) 参拝当時の地図です。最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。
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HP等
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| 祭神
| 金刀比羅大神
| 龍王神 (神社庁包括下にない神社)
| 根室金刀比羅神社webによると次の様(1)。 御祭神 金刀比羅大神 龍王神 創祀 大正四年 例祭日 十月三日 由緒(2) 大正4年創祀。例祭日:10月3日。大正初期に納沙布にヨウド、塩化カリを製造していた東海化学工場があり、同工場の帳場であった佐藤幸吉は信仰深く、現神社南南東200mの海岸、通称「建岩」の頂上に「龍神」を祀っていました。 大正4年(1915)、同工場閉鎖の際、多田善之丞・後藤長次郎に同神の奉斎を依頼。大正5年(1916)に両氏は「龍神」と共に「金刀比羅大神」を奉斎し納沙布の守護神としました。大正13年(1924)、現在地に社殿を建立し、「建岩」から御神体を奉遷し現在に至ります。本土最東端の神社です。 雑記
| 最寄駅は、根室本線根室駅で西南西(251°)へ19kmの所にある。本土最東端の納沙布岬へは東へ0.6kmの距離にある。
| 神社巡りとして当社は最東端の神社なので外せない。当社は神社庁包括下に無いので、基本、優先して巡る対象ではないが。 来て良かった。神社そのものではないが、宮崎神宮や全国の神社組織が碑を建てて、北方領土に関心を寄せてゐるのが判り嬉しかった。 閑話。 地名にノシャップ(野寒布)岬がある。漢字ではノサップと読めなくも無い。場所は稚内にあるので、400kmも離れたところ。「のさっぷ」とだけ聞いても根室か稚内か? と場所がどこか戸惑ふ。今回の訪問を機に、判別がつくやうになると良いのだが。因みに、語源は同じで 岬の傍ら と推測されてゐる。 |
写 真 (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます) |
写真1 拡大 (1280×960) 全景。背後の塔は、望郷の塔(通称 オーロラタワー)、旧称「笹川記念平和の塔」で昭和62年竣功。高さ96メートルで展望台から北方領土を一望できると云ふ。コロナ禍で閉ってゐた。 |
写真2 拡大 (1280×960) |
写真3 拡大 (1280×960) 向って左手の碑は「返せ 北方領土」の碑(写真6参照) |
写真4 拡大 (1280×960) 社殿正面 狛犬は「平成十一年五月建之」とある。 |
写真5 拡大 (1280×960) 斜め横からみた社殿 |
写真6 拡大 (1280×960) 「返せ 北方領土」の碑と手水鉢 碑の背面は「一都一道二府四十三県の心をこめてここに記す 昭和五十三年八月二十五日 神道青年全国協議会」とある。 碑の台座にある石は、全都道府県から持寄られた石で、五年毎に納沙布岬で早期返還祈願祭を斎行してゐる(3)。 |
写真7 拡大 (1280×960) 「北方領土早期返還祈願」の標 側面に「宮崎県神道青年会創立七十周年記念」「令和元年九月十八日建立」とある。 宮崎神宮web内のブログには北方領土の日に際して、北方領土についてや69社の神社があったこと、11社の御神体が金刀比羅神社(根室市琴平町鎮座)に預けられてゐること等紹介し、「宮崎県内40歳以下の神職で組織される「宮崎県神道青年会」では、昭和47年より北方領土返還要求運動を続けられています。」と云ふ。(4) 宮崎県神道青年会のwebサイトには北方領土返還要求運動の様子が載ってゐる。当社には何度も訪れ標柱を建て祈願されてゐる。(5) |
写真8 拡大 (1280×960) 社前から鳥居方を望む |
出典・脚注
改訂記録
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