1287_札幌諏訪神社(北海道札幌市東区)|神社訪問記

神社訪問記ＨＰ＞北海道＞札幌市＞東区

札幌諏訪神社 (北海道札幌市東区)

参拝日　令和元年５月25日(土)
作成日　令和２年６月27日(土)
追記日　令和６年３月22日(金)

　さっぽろすわじんじゃ　

　東区北12条東1丁目1番10号　(43度4分33.30秒 141度21分15.53秒)
　地図：地理院地図(ズームレベル15)
　　　　いつもNAVI(ズームレベル13) 　

　参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)

地理院地図、東西 290ｋｍ×南北 270ｋｍの範囲の地図です

・東西290km　南北270km
・＋印：当社位置

地理院地図、東西 1.13ｋｍ×南北 0.94ｋｍの範囲の地図です

・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
・○印：本殿の位置

・北海道神社庁北海道の神社諏訪神社
・Wikipedia:諏訪神社 (札幌市)

　建御名方命(たけみなかたのみこと)
　八坂刀売命(やさかとめのみこと)

　元郷社
　北海道神社庁誌には次のやうに載ってゐる(1)。

由緒　　明治十一年信濃の国人、上島正他三十余名がこの地に移住し開墾を行う。移住者の総意により、明治十五年二月十二日信濃一の官官幣大社諏訪神社より御分霊を勧請して奉斎。明治三十一年二月十四日内務省出願列格（無格社）。昭和九年四月十九日村社に列格。この年札幌村から札幌市に編入されるにあたり、村の基本財産を以て社殿、社務所を造営。昭和二十年郷社への昇格申請。昭和四十一年新社殿造営。同五十七年御鎮座百年祭斎行。平成四年御鎮座百十年祭斎行し、社殿大屋根銅板葺替他事業を施す。

　向拝に置かれてゐる掲示には次のやうに記されてゐる。

ようこそお詣り下さいました。

当神社は、長野県・諏訪大社の御分霊として
　建御名方之命(たけみなかたのみこと)　出雲・大国主之命　第二子神
　八坂刀賣之命(やさかとめのみこと) 　建御名方之命　　　妃神(きさきのかみ)　
夫婦・二柱の神様をお祀りしております。
(中略)

札幌諏訪神社　　由緒

明治十一年、信濃の人・上島正(かみじまただし)氏、他三十余名がこの地に移住し開墾を始める。
移住者の総意により、生國なる信濃の國の宗社・官幣大社諏訪神社(現諏訪大社)の御分霊を、明治十五年三月十二日に勧請し、上島正氏邸内に小祠を建立し奉斎したことに創まる。
東皐園(とうこうえん)主・上島正の社地寄進を得て、明治三十年内務省創立出願。昭和九年この地が当時の札幌村から札幌市に編入されるに際し、村の基本財産を以て社殿改築、社務所新築。
昭和九年村社列格。神饌幣帛料供進社に指定せられ、昭和二十年郷社へ昇格申請。昭和四十一年現社殿造営。昭和五十七年鎮座百年祭。平成四年鎮座百十年祭及び社殿大屋根銅板葺替他改修。平成二十四年鎮座百三十年祭斎行。

明治十五年の鎮座以来、百三十年余を経て鉄北の鎮護として多くの氏子崇敬者に仰がれている。

御鎮座記念祭　　毎年三月十二日
例祭　　　　　　毎年九月十二日

札幌　諏訪神社

　地下鉄東豊線北13条東駅からの南すぐの所、札幌駅からは北北東へ0.8kmの所にある。当社の西側には道路を隔てて創成川が北へ流れてゐる。

　写真を撮ってゐる身からは、車を社殿に近くに停められるのは、邪魔でしかない。とは云へ、途切れずに訪れる人がゐるのは喜ばしい。社頭の写真には何本もの電線が映り込んで、これも邪魔。然し、都会の神社らしい。

「札幌村」については、烈々布神社で次のやうに記した。

　札幌村は慶応二年に大友亀太郎が十二人を伴ひ役宅をたてて村を開いたといふ。明治三年に九十六人が札幌村の近くに居住し、これが札幌新村で、元の札幌村は札幌元村とされ、翌年合併し札幌村となった。明治三十五年には札幌村、雁来村、苗穂村、丘珠村をあわせて札幌村とした。大友は、創成川の基となった大友堀をつくった。
　一方、明治十二年札幌市街は札幌区(開拓使の行政区画)となり、明治三十二年地方自治体の札幌区に、大正十一年市制施行されてゐる。札幌村の一部が段階的に札幌区または札幌市に編入され、昭和三十年には残る全域が札幌市に合併されてゐる。

写　真　　(拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)

写真１拡大 (1280×960)

社殿正面

写真２拡大 (1280×960)
右端に写ってゐる社号標：諏訪神社、側面に「昭和八年八月建之氏名」、背面「北海道廳長官佐上信一」

社殿側面・本殿

写真３拡大 (1280×960)

向拝から鳥居方向を撮影

写真４拡大 (1280×960)
右手にトタン屋根の社務所が写ってゐる。木造で冬は寒そう。地震で壊れなくて良かった。古い建物ながら積雪に耐えるだけの強度を持ってゐるからか、と勝手に納得。

社務所の煙突、地震で被害か

写真５
社務所の煙突。石でつくられた物は珍しいと思った、煉瓦は良く目にしたが。昨年9月の地震(平成30年北海道胆振東部地震)で被害を受けたやうでずれや痛みがある。震度分布に依れば、当地は震度５弱。

御朱印

御朱印拡大 (463×640)

社名は「諏訪神社」が正式。御朱印には「札幌諏訪神社」、墨書も札幌の文字は小さいながら「札幌諏訪神社」、といふことで当頁では「札幌諏訪神社」と表記した。

出典・脚注

『北海道神社庁誌』北海道神社庁　平成11年　p.235

令和06.03.22　(1)ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。　(2)ＨＰ等欄の北海道神社庁webへの誤リンクを修正。　(3)写真に番号を附した。

文頭へ移動　　ホーム(神社訪問記)