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大谷地神社 (北海道札幌市大谷地)

参拝日 令和元年5月29日(水)
作成日 令和2年7月25日(土)
追記日 令和6年3月20日(水)
よみ  おおやち じんじゃ  
所在地  札幌市厚別区大谷地西2丁目2番1号 (43度1分35.32秒 141度26分50.84秒)
 地図:地理院地図(ズームレベル15)
    いつもNAVI(ズームレベル13)  
地図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 290km×南北 270km の範囲の地図です
・東西290km 南北270km
印:当社位置


地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等 ・北海道神社庁 北海道の神社 大谷地神社
・Wikipedia:大谷地神社
祭神  大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)
 大名牟遲大神(おおなむぢのおおかみ)
 少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)
由緒  元 無格社

 参道脇に碑があり、次のやうに記されてゐる。
大谷地神社鎮座百年記念碑
  北海道神宮 中野尹亮書

    敬神
(碑背)
 大谷神社は、明治三十年岡田佐助外十六名の連名を以て、創設願を提出、同年九月三十日創立を許可されてより、本年平成九年は鎮座百年の風雪を刻む年となりました。
 この間、大谷地地区氏子崇敬者は、開拓の守護神たる大国魂大神、大名牟遅大神、少彦名大神の三柱の大神を仰ぎ、国安民福を祈り、神社の護持、運営、祭典の興隆に尽くされました。又、先人たちは、鬱蒼たる原野を切り開き、厳しい自然環境の中で、この地を開拓されました。その根底にあるのは、朝夕に神々に祈りを捧げる報恩感謝の心で、日々切磋琢磨されたことに他ならないものであります。
 この鎮守の森を中心に、氏子崇敬者が、心の拠り所として、地域の平安と、精神の安寧を祈り、平和で豊かな社会を切望し、神社の発展興隆に尽力されましたことは、我々が深く敬意と感謝を申し上げるところであります。
 ここに、鎮座百年を迎えるに当り、先人たちが受け継いでこられた敬神数其の火を絶やさないことを誓って、この記念碑に記す。
 平成九年九月七日
  大谷地神社
   鎮座百年記念奉賛会
      会長  瓶子政一
      宮司  三橋文憲

 北海道神社庁誌には次のやうに載ってゐる(1)
由緒  明治十七年創設総代会を発足、大谷地住民の永久守護神と仰ぎ国安く民に福をと祈り、一同協議の上明治三十年に道庁へ提出、無格社となり明治三十三年創設落成届提出、昭和二十一年に宗教法人大谷地神社となり、初代宮司三橋吉四郎となる。境内地には樹木多く、札幌市より保存林として指定されている。昭和四十九年社殿御造営、同年八月、遷座祭並び奉幣祭執行、現在に至る。
その他  境内には、札幌市指定のカラマツ、トドマツなどの保存樹がある
雑記  札幌市営地下鉄大谷地駅から西へ0.5kmのところにある。JRの最寄駅は、千歳線平和駅から南南西へ、函館本線厚別駅からは南西へ、千歳線新札幌駅からは西南西へ、それぞれ1km余の距離にある。

 本日の神社巡りは、当社で終了。
 西の里神社を出て、新札幌駅前でレンタカーを返却したが、乗車予定の特急までに時間があったので、地下鉄で二駅の大谷地駅から当社に来た。千歳線の新札幌駅と地下鉄の新さっぽろ駅は、発音は同じだが表記が違ってゐる。それは乗換えに支障があるのではないかと、路に不安を感じながらの乗換となった。函館本線の札幌駅と地下鉄のさっぽろ駅は相当歩かなければいけない。ここでは歩かされた内には入らない程度だった。
 駅から当社への路は、行交う人が多くて、これまでの神社と違ふ。大学があるのもあるのだらう、若い人が多い。境内に入っても参拝者がゐる。単に人口が多いだけではなく、神社の性格が違ふと感じた。
 当社の西を北へ流れてゐる川は厚別川で、12km程先で先に訪れ参拝した協和神社の西を通って豊平川に合流してゐる。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)
社頭
写真1 拡大 (1280×960)

社頭から階段を登ったところ

この先に灯籠一対ある。「明治四十四年九月」と年記がある。

社殿正面
写真2 拡大 (1280×960)

社殿正面

狛犬は「豊平町十二番地 石材商 鈴木藤治郎」とある

社殿正面2
写真3 拡大 (1280×960)

社殿正面

社号標
写真4 拡大 (960×1280)

社号標

表記は「無格社」の三文字が塗込めて消してある。背面に「昭和十一年行幸記念 奉納 □□智明 石井章謹書」とある。社号標に「無格社」と彫った例は記憶に無い。公認された事が大いに慶ばれたのだと思ふ。

御本殿
写真5 拡大 (1280×960)

御本殿

御朱印
拡大 (446×640)

御朱印


出典・脚注
  1. 『北海道神社庁誌』北海道神社庁 平成11年 p.252

改訂記録
  • 令和06.03.20 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。

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