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出雲大社新十津川町分院 (北海道〈空知〉新十津川町)

参拝日 平成30年9月3日(月)
作成日 令和元年10月6日(日)
追記日 令和6年4月1日(月)
よみ  いづもおおやしろ しんとつがわ ぶんいん  
所在地 〈空知管内〉新十津川町字中央32-9 (北緯43度32分47.94秒 東経141度53分10.89秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI  
地 図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  当社HP
祭 神  大国主大神
由 緒  社号標背面に刻まれた言葉には次のやうにある。
出雲大社教は本町を開拓した奈良県吉野郡十津川郷の移住者に依り齋された。大和十津川郷は明治十九年一月、 玉置神社々前に於いて伊勢神道より全郷民悉く出雲大社教に変わることを定めた。明治二十二年八月前古未曾有 の吉野大水災に遭い村を分かちて北海道樺戸郡トツブに入植、今日の町を築いたのである。明治二十五年十二月 大社教第二代管長千家尊堂公来村、視察激励されたのを機に協会設立を意図したが民力乏しく実現に至らなかっ た。明治三十年夏夜盗虫の大発生を見被害甚大に及ぶ。上徳富田中正直が代表し島根の出雲大社に詣で祈願祈祷 を受けたがその折分霊を奉戴して帰村、現在の北大和区北九号北七線の一隅に祠宇を建て安置した。明治四十三 年に至り移住者の民力漸く備わり、玉置里見、下村万太郎、玉置宇吉、杉井鶴太郎等有志相謀つて奔走努力し、 菊水町役場前村有地約二千坪を借り受け、同年八月現社殿が完成、八月廿三日に上徳富の祠宇より遷座し、町内 有職者全員参列の上遷座祭が執行され同年九月下村万太郎を初代教会長として出雲大社新十津川教会所が発足し この度社殿創建鎮座八十五周年記念事業として祖霊社の増築、大鳥居の建立を企図し、平成六年九月末実現完成 更に滝川市山本良明氏の奉納によりこの社号標を建立した。
    平成六年十月
責任役員正八位 野崎光秀撰書
雑 記  札沼線新十津川駅から東へ1.2km、函館本線滝川駅からは南西へ1.7km(石狩川を渡るので道程4.0km)の所にある。

 9月2日からの道内別表神社三社他の神社巡り二日目で、雨竜神社に続いて当社参拝、本日13社目。
 宿泊予定の苫小牧へ向けて走り始めて間もなく「出雲大社」の看板を目にして、全く計画していなかったが、立寄り参拝することにした。神社庁包括下に無いため、事前の調べで漏れてしまひがちになる。近くに来たこの機会を逃してはいけない、と。
 着いたのは、17時15分頃だった。

 写真にあるやうに、工事中だった。工事案内板によると工期は平成30年4月10日より9月末日。「建立より百有余年の歳月を経て、社殿に老朽化と腐朽が進んでいる状況に鑑み、『大屋根等修造工事』を」してゐるとの事。

 玉垣親柱には、次の言葉が刻まれてゐる。
 本町開村の移住者である十津川衆は、母村(奈良県十津川村)以来の神道による祖霊祭祀を継承し、辛苦廿年の開拓の末
 明治四十三年 心血こもる浄財を以て当分院社殿の造営を成し遂げました。爾来百年、己のか命の根方である祖先への敬慕と感謝の真心は「出雲の祈り」として斎家に継承され、平成二十一年七月十九日には社殿造営百年奉謝大祭が千家達彦管長公斎主の許、厳粛な中にも晴やかにお仕えされました。本年、開町百二十年、社殿御造営より満百年の佳節を迎えるにあたり、斎家有志の真心を募り喜びを以て玉垣を建立するものでります。
    平成二十二年六月二十日     第十代 分院長 間宮 敏

 出雲大社HP(1)によると、「出雲大社教は、出雲大社の信仰を布教する神道教団で、出雲大社を宗祠(そうし=根源となる御社)と仰ぎ、全国に分祠・大教会(分院)・教会・講社を設けて全国的な組織で大国主大神様の御神徳を広める布教活動を行って」ゐるといふ。いままで、次の分祠に参拝したことがある。 出雲大社相模分祠出雲大社松山分祠

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)

写真1


写真2  工事中の社殿


写真3  社殿に向って左手には仮殿


向って
左 写真4 「出雲大社ヘ第十四北海道樺太教區廳」(背面に昭和二年十月と奉納者名)、
中 写真5 「出雲大社教 新十津川ヘ會所」(背面に昭和二年八月と奉納者名)、
右 写真6 「出雲大社分院 出雲大社教管長 千家達彦敬書」(背面に由緒、由緒欄参照)


出典・脚注
  1. 令和元年10月6日閲覧 出雲大社HP内 出雲大社教

改訂記録
  • 令和06.04.01 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。 写真に番号を附した。

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