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秩父神社 (埼玉県秩父市番場町)

参拝日 平成30年1月31日(水)
作成日 令和元年6月2日(日)
追記日 令和6年4月7日(日)
よみ  ちちぶ じんじゃ  
所在地  秩父市番場町1-3 (北緯35度59分51.44秒 東経139度5分2.91秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI  
地 図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  Wikipedia:秩父神社
 当社 HP
祭 神  由緒蘭参照
由 緒  別表神社、式内社、国幣小社、武蔵国四宮
 境内の掲示には次のやうに記されゐある。
秩父神社

 当社は、市の中央柞(ははそ)の森に鎮座し秩父地方の総社であり延喜式神名帳にものっている、二千有余年の歴史を持つ関東屈指の古社であります。
人皇十代崇神天皇の御代 知々夫彦命 がその祖神 八意思兼命を奉祀したのに始るといわれております。
一、御社殿 県指定有形文化財
 現在の社殿は、天正二十年徳川家康の寄進により建立されたもので見事な権現造りです。特に「つなぎの龍」と「子育ての虎」は名工「左甚五郎」の作といわれています。
一、御祭神
 八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
  政治・学問・工業・開運の祖神
 知々夫彦命(ちちぶひこのみこと)
  郷土開拓の神。
 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
  宇宙創造神、俗に北斗七星の神として妙見様といわれる。
 秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)
一、御祭礼
 二月   節分際(古式による鬼やらい行事が行われる)
 四月 四日御田植際
 七月二十日夏祭り(川瀬祭り)
      悪疫払いの行事 神輿を荒川にもみ込み 屋台笠鉾も曳きまわされる。
 十二月三日秩父夜祭り(冬期例大祭)
      日本三大曳山祭の一つで国指定重要民俗資料
      秩父祭屋台、笠鉾六基が県指定無形文化財の秩父屋台ばやしのリズムに乗って街中を夜を徹して曳かれる。
    註  柞の森:ははそのもり、秩父市の天然記念物 柞ノ森
       秩父宮雍仁親王:昭和天皇の弟宮。(昭和28年1月4日薨去(満50歳没))
 
 境内社の天神地祇社について、次の掲示があった。
天神地祇社(てんしんちぎしゃ)について
 平安時代から中世にかけて、朝廷の「二十二柱」奉幣制度と共に、全国の各国ごとに「一ノ宮」「総社」の運営、祭祀の尊重が図られるようになりました。かつて秩父地方は、知知夫国として独立した存在でありましたが、その当時には既に武蔵国に属しており、現在の東京都府中市に鎮座いたします大國魂神社(別称 六所宮)が武蔵国の総社とされ、その第四ノ宮に当社のご祭神が奉祀されました。
 古くから当神社の境内社の一つとされて参りましたこの天神地祇社は、全国の一ノ宮(計七十五座)をお祀りしています。これほど多くの一ノ宮の神々を、境内社としてお祀りしている事例は全国的にも珍しいものと思います。
 何故、このような形でお祀りされたのかは定かではありませんが、一説によると当社のご祭神である八意思兼命が多くの神々の意見を纏められ、折々のご聖断を下される神様として古典神話の中で活躍されていることから、たくさんの一ノ宮の神様がお祀りされたとも云われています。ともあれ、これも秩父の歴史風土に深く根差した独自の信仰の表れであると云えるかもしれません。
 この天神地祇社それぞれのご神前にお参りすることによって、合せて全国の一ノ宮を遙拝することになりますので、ご案内申上げます。
秩父神社社務所
雑 記  バスツアーの二社目(一社目は宝登山神社)。鉄道の最寄駅は秩父鉄道の秩父駅で、南西0.2kmの所に当社はある。西武鉄道の西武秩父駅からは北へ0.9kmの所にある。

 社殿の彫刻は見事で、左甚五郎作の「子宝 子育ての虎」「つなぎの龍」は有名らしい。
 境内社はいろいろあり、一々の記録はしてこなかったが、皇大神宮(天照大御神)、豊受社(豊受大御神)、日御碕宮(須佐乃男神)、諏訪神社(建御名方神・八坂刀売神)、東照宮(徳川家康公)、天満天神社(菅原道真公)、禍津日社(禍津日神)、稲荷社(?)があった。
 天神地祇社は、一読して直ぐに現在の社名が判らない社名(神名)も多くあったが、寒川神社が見つけられて一安心した。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)

写真1


写真2  神門


写真3


写真4  向拝 拡大(250kB)


写真5  天神地祇社の扁額


写真6  天神地祇社


写真7  天神地祇社の祭神の一部、祭神それぞれは、
伊射波神社(志摩国一宮)、寒川神社(相模国一宮)、香取神宮(下総国一宮)、倭文神社(伯耆国一宮)、鹿児島神宮(大隅国一宮)と思はれる


御朱印


出典・脚注
  1.  ─

改訂記録
  • 令和06.04.07 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。 写真に番号を附した。

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