ホーム(都道府県の選択)東京都の神社にもどる

三圍神社(東京都墨田区向島)

作成日 平成23年12月20日
追記日 ────────
よみ  みめぐり じんじゃ
所在地  墨田区向島2-5-17 (北緯35度42分54.2秒  東経139度48分23.8秒)  ゼンリン地図
HP  東京都神社庁 三囲神社
祭神  宇迦御魂之命(うがのみたまのみこと)
由緒  境内の石版によると、
由緒
一 東京市本所区向島二丁目七番地鎮座
一 村社 三圍神社
一 御祭神 宇迦能魂命
一 御祭日 例祭 四月九日
 三井総元方 三井銀行 三井物産株式会社 三井鉱山株式会社 株式会社三越
 右総元方初め各株式会社小謡に正五九の小祭を受持ち昔の例の儘に祭祀を執り行ふ

当社の草創は実に壱千余年前のことにして其間縷々の変遷有り 元亀年間大災に罹り社殿を再建し慶長年間には隅田川築堤に際し旧社地より約南二丁の現地に移さる
霊験妙なるが中にも元禄六年六月の大干魃の時俳聖其角献句雨乞によりて霊験立ちどころに顕れ翌日大雨あり之より御神徳天下に普く特に京都の巨商三井家江戸に進出するや三圍大神の信仰厚く当家の守護神と仰ぎ享保元年三井高治三井高久三井高房相議りて神祇の司職吉田家に神位を乞請け捧げ奉り又享保十二年五月には従二位卜部朝臣兼敬に請ひて更に霊璽を当社に遷し鎮め奉り田地を捧げ社地を拡張し神殿瑞垣を改築せり
爾来二百余年子孫代々祖先の志を継ぎ敬神以て今日に至る○昔の随々に当社の維持経営に努め又三圍講を創設して祭祀に力を致す
境内末社多く中にも大国神恵比寿神は隅田川七福神の一として其名高く額殿に奉掲せる額は三井家に関係のもの大部を占め又樹間に点綴せる諸名家の碑石は其の数多く興趣掬すべし
   昭和十七年一月二十五日

  ○:しんにょうに占
  正字体を新字体に変へて転記した

参拝時に頂いた三圍略記から抜粋すると、
・創建は明らかではないが、社伝によると古く弘法大師の勧請に依るという。
・また、文和年間(南北朝時代)近江三井寺の僧侶源慶による社殿再建の際、出土した壺を開けると老翁の神像があり、 どこからともなく白狐が現れ、神像を三度めぐって去っていったので「みめぐり」と呼ぶようになったと伝えられている。
・古くは「田中稲荷」と呼ばれていた
・其角の雨乞いの句が当社を有名にした
・摂社の大国神恵比寿神像はもと越後屋に祀られていた
参拝日  平成23年4月10日(日)
雑記  平成21年に閉店した池袋三越においてあったライオンが奉納されてゐると聞いてゐた。台座を見ると三越の名前に清水建設の名があった、平成二十一年十月吉日とある。
 三井家先祖をまつる顕名(あきな)霊社がある。

 この日は、隅田川の土手を桜を愛でながら散歩した。震災(3月11日)からまもなく、自粛ムードが強い時期で、観桜にも影響があるやうで人では少なかったらしい。とはいへ、初めて来た身にはそれでも多く感じた。
 観桜の次に楽しみにしてゐたのは長命寺の桜餅で、なんと60mの行列。妻に並んでもらひ、自分は300m南の三圍神社、さらに300m離れた牛島神社を参拝してきた。戻って来たときにも、まだ店内直前の位置。行列は70mに延びてゐた。


平成23年4月10日撮影

平成23年4月10日撮影  ライオンが座ってゐる(写真左の方、白っぽい)

平成23年4月10日撮影

・R01.12.08 リンク切れ修正(東京都神社庁 三囲神社)


inserted by FC2 system