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三島神社(神奈川県厚木市棚沢)

作成日 平成21年6月21日
追記日 ────────
よみ  みしま じんじゃ
所在地  厚木市棚沢字市島1153 (北緯35度30分5秒、東経139度19分59秒)
HP  ─  神奈川県神社庁の神社詳細:三島神社
由緒  市島集落の鎮守。治承三年(1179年)創建。源頼朝が伊豆に流されてゐたときにもうけた一子犬坊丸を、家来の関原与一が連れてこの地に住み着き、 伊豆の三島神社をここに祭ったと伝へられるといふ。
参拝日 平成21年6月19日(金)
雑記  中津川脇の水田地帯から山の方に人家がある。少し離れたところを未舗装の道を上ってゆくとグランドがあり、さらに少し登ると、車の通れる道は終はる。 大きな石を置いて車両が通行できなくしてある先に進むと神社が見へてくる。森の中で近くに水の流れがあり湿り気は大敵だが、境内地は一段高く、社殿はさらに一段高く盛ってある。 境内は雑草が生へてゐるわけでもなく、手入れは良くされてゐる様子。
 社殿の中の本殿は屋根が金属製になってゐる。平成5年に境内に檜を50本植樹したと記録がある。檜皮の入手難と関係あるのか?とは勝手な想像。
 参拝し、写真を撮影し終へても、容易に去りがたい雰囲気がある。
 付近に厚木市・愛川町のゴミ焼却場建設計画があり地元住民が反対してゐる。町の中に焼却場をつくると運送距離は短いし、自分たちのものは自分たちで始末するといふ 立派な行為と思ふ。廃熱の利用もできるしね。
 蕎麦を作らない村だといふ。北条・武田氏による「三増合戦(みませかっせん)」の際、逃げのびた武田勢が甲斐の国を目指して夜中に歩き続けてゐたところ、中津川の川音を海鳴りに、 眼下の蕎麦畑の花を海の白浪と、西の山を箱根の山と見間違へ、適地に迷ひ込んだと思ひこみ、自害したとされる。 市島の人たちは、死を哀れんで丁寧に葬り、蕎麦を作らないことにしたといふ。


平成21年6月19日撮影

平成21年6月19日撮影

平成21年6月19日撮影


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