地図：地理院地図 いつもNAVI
小さな碑が二つあり、一つは「稲荷神社 明治四十四年四月九日本村春日神社ノ共内エ引移ス」とあり新しい一つは、 「稲荷神社 平成二十六年七月 通学路拡張のため新築」とある。覆殿が新築され中の本殿は旧来のままとみられる。
厚木市文化財調査報告書第42集 平成15年3月発行 によると市内に小祠・小堂は600超あるといふ。宗教法人となってゐる 神社・寺の境内に鎮座してゐるのを除いても、現在このサイトに掲載してゐる70数社を遙かに超えるに違ひない。 調査報告書があるので、小祠を探してまで掲載することはも無いと思ふ。偶々見かけたなら今回のやうに紹介しよう。
さて、前記の報告書によると、字松久保にオイナリサンがあって宿集落の他の赤羽・谷戸集落の一部が参加する講がある、 としてゐる。また、同書の 表１ 明治初期の厚木市域（旧愛甲郡分）神社一覧 には温水村字松久保に稲荷社があり天正19年勧請とある。 同一の稲荷社のやうに思へる。
