神社訪問記HP神奈川県川崎市

新城神社(神奈川県川崎市中原区新城)

参拝日 平成29年10月27日(金)
作成日 平成30年7月1日(日)
追記日 令和6年4月14日(日)
よみ  しんじょうじんじゃ  
所在地  川崎市中原区新城4-14 (北緯35度35分3.54秒 東経139度38分0.06秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI  
地 図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  神奈川県神社庁 神社情報 新城神社
祭 神  天照大神 ( あまてらすおおみかみ )
由 緒  旧村社
 社頭の掲示には次のやうに記されてゐた。
新城神社

    五十猛命(いそたけるのみこと)
御祭神 天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
    菅原道真公(すがはらのみちざねこう)

    稲荷社(いなりしゃ)
境内社 天王社(てんのうしゃ)
    石神社(しゃくじんじゃ)

 ・元旦祭 一月一日
 ・初午祭 二月
 ・春祭  四月二十日
 ・秋祭  湯立行事十月(第一日曜日)

平成十六年十月吉日

 境内には由緒の掲示があり、次のやうに記されてゐる。
新城神社 由緒

祭神 天照皇大神
當新城神社創立の年月日は不詳であるが、最も古い棟札によれば、元禄七年九月領主中川佐平太重興候、建立とあり更に明治三十年六月新城村内にあった杉山社及び天神社を合祀して「新城神明社」として村社の格に列せられた。
その後昭和十二年四月氏子一統の奉賛により現在の御社殿に改築されると共に境内地を買い増して拡張し、同時に名称も「新城神社」と改称された。
昭和六十三年末、都市計画道路「新横浜─宮内線」の延長に伴ひ境内の一部が買収され御社殿は現在の位置に移された。
 平成元年十月吉日

 教育委員会による案内掲示がある。
新城囃子曲持(しんじょうはやしきょくもち)と新城神社

 囃子曲持とは、囃子にあわせて米俵や酒樽などを持ち上げて曲芸を競う技芸です。その由来は、江戸時代に若者連中が力石を持ち上げて力自慢を競ったことに始るといわれています。
 川崎市域において、かつてこの曲持を行っていた所は、大師河原・加瀬・二子・諏訪・新城などですが、現在では新城にだけしか伝承されていません。
 新城囃子曲持は、明治時代に高津区諏訪より伝えられ、一時中断していましたが、昭和四十八年、新城に伝わる鎌倉囃子系統の囃子と一緒になって復活し、現在は毎年十月第一日曜日に新城神社境内で演じられています。
 川崎市教育委員会は、新城囃子曲持を昭和五十三年七月七日、川崎市重要習俗技芸に指定しました。
 昭和五十八年十月
川崎市教育委員会

 境内社についても石碑に祭神・由緒が刻まれてゐる。
天王社
 祭神 牛頭天王
 由緒 この社は当村字上耕地旧天神社の境内社として○在していた。建立の年代は不詳である、天神社が新城神社に合祀された時(明治三十年)共に移転して境内社として奉祀されている。
  平成十三年四月二十日  新城神社氏子中
石神社
 祭神 石凝姥命(いしこりどめのみこと)
 由緒 往古は当村字姥島耕地にありしが時の政府の命令で明治年中新城神社境内社として遷宮された。俗に「おしゃもし様」として広く村民に親しまれ、疫病呪いとして飯盛しゃもじを授けました。
  平成十三年四月二十日  新城神社氏子中

 新編武蔵風土記稿(1)には次のやうに記されてゐる。( )内は割注部分。
天満宮(村ノ北小名田嶋ニアリ勧請ノ年代ヲ伝ヘズ村ノ鎮守ナリ神体ハ木像ニテ長一尺ハカリ社前ニ木ノ鳥居ヲタツ例祭ハ九月二十三日神明杉山二社ト同ク次第ヲ以テ互ニ祭ル安養寺持)
神明社(村ノ東ニアリ是モ安養寺持)
杉山社(村ノ巽ニアリコレモ同寺持ナリ)
石神神明合社(村ノ南ニアリ同寺持)
雑 記  南武線武蔵新城駅から南東へ0.5kmのところにある。

 新城村は、明治22年他村と合併して中原村となり、中原町を経て、昭和8年に川崎市に編入されてゐる。旧村域が昭和47年に中原区となった。
 
 この日は、南武線武蔵新城駅から武蔵小杉駅にかけての八社と帰途の登戸で一社を巡った。その後、川崎市内をバスを使いながら併せて五十社余を訪れた。本数の少ない路線では如何にして効率よく神社を巡らうかとバスの路線図・時刻表を市バスと臨港バスを中心に熱心に下調べをして計画した。歩きっぱなしと違ひ、短時間でもバスに乗り坐っていると疲れが回復し、意外と多くを巡れた。
 人口の多いところは利便が良い。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)

写真1


写真2


写真3  向って右手に稲荷社、左手に天王社・石神社がある


写真4  手前は境内社(遠間森稲荷社)


出典・脚注
  1. 巻之六十三 新城村の条 (文政13年(1830)成立の書、明治17年刊の内務省地理局による翻刻本を引用、漢字は当用の字体に置換へた)

改訂記録
  • 令和06.04.14 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。 写真に番号を附した。 神社庁web神社情報のリンク修正。

文頭へ移動  ホーム(神社訪問記)
inserted by FC2 system