1124_大戸神社(神奈川県川崎市中原区下小田中)

大戸神社　祭神　天手力雄命

由来　永正十一年（1514）信濃国戸隠神社の陰を勧請し下小田中村の守護神として創建する　寛永十六年社殿再造営　天和元年再造営　明治十三年社殿改築　明治三十九年勅令第220号により下小田中地区にある神々を合祀する　大戸神社　伊勢大神　若宮八幡　姫宮八幡　稲荷社　天神社　面足神社　神明社　御霊権現　水神社　愛宕神社　八雲神社　大正十二年関東大震災により社殿倒壊　昭和三年敬神の念厚き氏子各位の熱意と協力により堂々たる風格と荘厳さを加えて現在の復興社殿が落慶する　平成二年十一月社殿屋根改修工事竣工その記念碑を建立す　茲に崇敬者各位の永遠隆盛と大戸氏神の御神徳を祈るものなり

鎮守大戸神社殿宇者依積年氏子之丹精修繕完成将欲使報告焉突然値於大正十二年九月一日関東大震之災倒潰矣爾来尚氏子等刻苦経当議復興遂再○而為本殿混凝土廻廊及拝殿木像銅葺○成矣今以　　昭和天皇御即位之己得行於遷座之儀礼是偏雖困神威霊徳之加被氏子尽誠不為不尠也伏冀神功浩々而霊徳沼々長鎮護国家衆民豊楽矣維持昭和三年十一月二十二日

　○：二箇所読取れず

大戸明神社（村ノ北ノ方中原道ノ北ニアリ是ハ元戸隠明神ナリト云後イカナルニヤ社号ヲ改メリ本社四尺四方覆屋二間半ニ三間永正ノ頃内藤内匠之助トイヒシ者コノ村ニ移リシ時勧請セリ寛永十六年社建立ノ棟札アリ是ハ此時再興アリシナルヘシ前ニ鳥居アリ南向例祭九月二十二日ナリ村内金龍寺安楽寺両持ノ持ナリ）　○太神宮（村ノ南方ニアリ本社三尺四方覆屋七尺ニ九尺前ニ木ノ鳥居タテリ安楽寺ノ持ナリ）　○稲荷社（村ノ中央ニアリ社ハ南向小祠ナリ前ニ鳥居ヲ立安楽寺ノ持）　○神明社（西向ノ祠ナリ村ノ東ノ方ナリ前ニ小鳥居アリ安楽寺ノ持）　○愛宕社（村ノ西ノ方ニアリ前ニ小鳥居ヲ建共ニ東向ナリ金龍時ノ持）　○第六天社（村ノ中ホドニアリ小祠南向）　○天神社（村ノ東北ノ隅ニアリ小祠北向ナリ金龍寺持チ）　○若宮八幡社（村ノ東ノ方ニアリ社ハ四尺四方覆屋一間ニ七尺前ニ小鳥居アリ何モ南向ナリト上小田中村長福寺持）　○姫宮八幡社（小祠村ノ東ノ方ニアリ小鳥居タツ南向ナリ棟札ニ元禄ノ年号見ユソノ頃ハ再建ガ村ノ伝ヘニハ古キ社トノミ云是モ長福寺持）
御霊社（村ノ南ノ方小祠小鳥居アリ久末村妙法寺ノ持）