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作成日 平成30年2月3日 |
よみ | やどりきじんじゃ | ||
参拝日 | 平成29年9月9日(土) | ||
松田町寄(やどりき)2537 (北緯35度23分49.99秒 東経139度8分21.30秒)
地図:地理院地図 いつもNAVI | |||
HP等 | 神奈川県神社庁 神社詳細 寄神社 | ||
祭神 | 弥勒大神(みろくのおおかみ)、 保食神(うけもちのかみ)、 稲倉魂命(うかのみたまのみこと)、 大山祇命(おおやまつみのみこと)、 子大神(ねのおおかみ)、 御嶽大神(おんたけおおかみ)、猿田彦神(さだひこのかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)、天照大日・命(あまてらすおおひるめのみこと)、 大己貴命(おおなむちのみこと)、 素盞嗚命(すさのおのみこと)、 日本武命(やまとたけるのみこと)、 速玉男命(はやたまおのみこと)、 天児屋根命(あめのこやねのみこと)、 菅原道真(すがわらみちざね)、 木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、 天之常立命(あめのとこたちのみこと)、 大山咋命(おおやまくいのみこと) | ||
由緒 | 村社
新編相模国風土記稿(1)には次のやうに載ってゐる。
・文政十一年葵年十一月、再建(1828年) ・明治元年二月、弥勒神社と改称 ・明治九年四月三日、本殿新築 ・明治三十年、神殿造りに改築 ・明治四十二年三月一日、村内各社を弥勒神社に合祀、寄神社と改称 ・昭和五十一年、本殿屋根替 ・昭和五十三年、拝殿武徳殿屋根替 ・昭和六十一年十二月、大鳥居建立 | ||
雑記 | 小田急線新松田駅から北へ5.9kmの所にある。
新松田駅からのバスに乗って行くと、こんな山の中に入って行くのか? と、思つてしまふ。中津川の造つた深い谷を覗きながら、また、新東名高速道路のトンネルと思はれる建設工事現場を眺め、しばらく行くと人家が見えてくる。支所前で下車、すぐのところに大きな杉と鳥居が見える。 拝殿内には、いろいろな奉納物がある。「弥勒神社」とある額は明治三十年、願主中津川三郎とあり、後述の招忠碑に名前が出て来てゐるかもしれない(苗字は一致してゐる)。ほかに、燈籠建立記、鳥居建立記念の集合写真、神輿。 社頭には、招忠碑、希典書とある忠魂碑がある。全者は、征清之役に応召した方を慰霊したもの、碑の下の方は文字が読取れない。後者は、明治三十七八年戦役本村出身殉難者三名の慰霊のため明治四十年八月に寄村が建てたもの。 寄村は、明治9年(1876)に弥勒寺村、萱沼村、中山村、土佐原村、宇津茂村、大寺村、虫沢村が合併して成立し、昭和30年(1950)松田町と合併してゐる。 |
写真 | |
杉は、昭和59年に「かながわの名木100選」に選ばれた。 | |
社殿に向つて左の銀杏は、掲示をかいつまむと、源頼朝の安産祈願の折、植樹されたと伝へられ(樹齢から疑問あり)、平成二十五年の台風二十六号で倒れたため、幹の上部を切り植え直された、といふ。 | |
御本殿 | |
向拝の扁額。額縁には竜の彫刻。 | 招忠碑と忠魂碑。「支所前」バス停がある。 |
脚注
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