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足柄神社(神奈川県南足柄市苅野)

作成日 平成26年9月17日
よみ  あしがらじんじゃ
参拝日  平成25年6月29日(土)
所在地  南足柄市苅野274 (北緯35度19分58秒  東経139度4分51.7秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI
HP  神奈川県神社庁 神社詳細 足柄神社
祭神  天照皇大御神 ( あまてらすすめおおみかみ )
 瓊瓊杵尊 ( ににぎのみこと )
 日本武尊 ( やまとたけるのみこと )
由緒  境内にある由緒碑にはつぎのやうにある。
御祭神 日本武尊   足柄神社
 御創立は天慶三年足柄峠に奉斎建武二年矢倉嶽に遷祀治承四年現場所
え再遷座せらる 明治六年郷社として定められ同四十年幣帛供進社に指定昭
和四年巡洋艦足柄に御霊代を奉斎す 御社号は足柄大明神矢倉大明神矢
倉神社昭和十四年後足柄神社と称す 御祭典は当初正月十八日なりしが
地理的関係から地域を上中下の三番制となし明治十六年より三月三日四
日に変更秋祭は十月九日春は御輿渡御秋は競馬を奉仕の外祈年祭新嘗祭
を以て恒例としている 現社本幣拝殿は慶応二年三月権現造として総欅
を以て造営されている 境内地は四百八十六坪馬場は流鏑馬鉄砲馬場として
徳川中期より由縁を以ている 氏子は矢倉沢山内山小市上怒田下怒田
塚原日向駒形炭焼所和田ヶ原中沼狩野飯沢浦山猿山関本雨坪福泉弘西寺
苅野の二十地区で氏子は千三百七十四戸である
尊は足柄峠より南海に開けし海を逆波と呼称され又新羅三郎義光は大倉
入調の二曲を明神に祈請伝授したことは記紀に明晰であり古より家相鬼
門除生産増進の守神として爾来郷土の信仰と崇敬の的となっている
      昭和三十四乙亥歳四月十日建之
神奈川県神社庁の「足柄神社」のページの由緒欄には2000文字を越える記述がある。
天慶3年:概ね940年

石祠群の案内がある。その下部には文書2ページ分の写しと思はれるものが掲げられてゐる。
足柄神社石祠群 十二基
 この石祠群は散在していたものがいつの頃からかここに集ってきたようです
 苅野には二百余年前の村明細帳に 山神社・山王社・金山社などがあったと記されています
 どの神様がどの祠か今になっては分りませんが よく見ると 文字が刻まれている祠が三基あります
 右から一番目 施主 怒田村 村筒小頭六兵ヱ 組中 世ハ人内山 村筒武左ヱ門 當村 市兵ヱ
    五番目 願主 杉田宇之助 瀬戸傳蔵 建之
    六番目 當村講中 十五人 文化二乙丑年四月吉日
このような石祠群は珍しく大切な遺跡です
  平成十七年六月  足柄史談会調査研究部

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一鳥居 高 一丈五尺   巾 一丈二尺   但石造 表大門入口ニ有之
一燈籠 高 六尺五寸   ○付 二尺○寸  但石造 
一境内 四百八十六坪   官有地 第一種
一境内神社  明治十二年七月村内山神社以下十社ヲ当社境内エ移転願○
        無格
          山神社
一祭神  大山祇命
一由緒  勧請年月不詳旧来当村小字日陰ニ鎮座前件年月移転
一建物  四方一尺
          仝社
一祭神  仝
一由緒  勧請年月不詳旧ト当村小字○山ニ鎮座以下前山神社○断
一建物  方一尺二寸

          山神社
一祭神  仝
一由緒  勧請年月不詳故ト当村小字柄沢に鎮座○○○神社仝断
一建物  方八寸
          仝 社
一祭社  仝
一由緒  勧請年月不詳故ト当村小字上貝沢ニ鎮座以下前仝断
一建物  面一尺横八寸
         仝 須賀神社
一祭神  素盞嗚雄命
一由緒  勧請年月不詳故当村小字日陰ニ鎮座以下前山神社仝断
一建物  方八寸
          仝 日枝神社
  神奈川縣○
雑記  伊豆箱根鉄道大雄山線の大雄山駅から北西ないし北北西へ2.5kmのところにある。
 足柄街道(県道78号線)から北へ階段と斜面のある参道を登る。標高差は約40m。ここまでは、バスが通ってゐるが本数が少なく、歩いてきた。 帰りはバスに乗りたいと、バス停で時間を確認したが、そんなに時間が無い状況。後で楽が出来るからとがんばって登った。
 近くに湧水があり境内社の弁財天社があるらしいが、全く気つかなかった。

 御祭神の足柄大明神は、明神ヶ岳あるいは足柄の山々、あるいは日本武尊に道を教えた白鹿だらうか。(ふと日本酒銘柄の「白鹿」を思ひ起したが、これは、中国の 神仙思想(唐代)に由来するといふ)


平成25年6月29日撮影

平成25年6月29日撮影

平成25年6月29日撮影

平成25年6月29日撮影 本殿。彫刻は見事だった

平成25年6月29日撮影 石祠群
 


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