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今井八幡神社(神奈川県小田原市寿町)

作成日 平成24年11月09日
追記日2 平成28年06月18日
よみ  いまいはちまんじんじゃ
参拝日  平成24年3月16日(日)
所在地  小田原市寿町1-17-8 (北緯35度16分0.1秒  東経139度10分1.2秒)
  地理院地図  いつもNAVI
HP  神奈川県神社庁 神社詳細 八幡神社
祭神  誉田別尊 ( ほむだわけのみこと )
由緒  郷社。旧今井村の鎮守。
 拝殿内に由緒が掲示してある。(縦書き)
今井八幡神社 由緒

一、鎮座地 神奈川間小田原市寿町一の十七の八
二、御祭神 誉別之命(ほんだわけのみこと、八幡大菩薩、応神天皇)
三、御祭礼 例大祭四月第一日曜日、初詣一月一日
四、御由緒 今井八幡神社の建立年月は不詳です。おそらくは今井村の成立時期すなわち鎌倉時代から室町時代に建立されたものと考えられます。 今井八幡神社の歴史的初見は小田原北条家家臣猪俣邦憲願文に「相州今井八幡宮に社領、拝殿共に可立直事」今井八幡神社に社領を寄進し、 拝殿復興等を立願する。天正十六年(1588)十月十五日とあります。江戸時代初期の延宝四年(1677)には小田原藩主稲葉美濃守(正則) 家中渡辺惣太夫貞一が本殿を再建しております。明治三年(1871)洪水で字子ノ宮にあった祠を東照宮前に移し仮屋を建て、明治八年 (1876)現在地の字塚ノ越に遷座しました。大正四年(1915)幣帛供進神社に指定されました。社格は村社。大正八年(1919) に現在の社殿を新築。昭和二十八年(1953)宗教法人に登記。昭和五十五年社殿を修理し現在に至っております。
五、社 殿 間口三間半奥行二間半の拝殿、その奧に間口一間半奥行二間半の幣殿と思われる間と更に奧に間口一間半奥行一間二尺の本殿部が あります。本殿部には更に板葺切妻造り平入りの本殿が据付けられています。社殿の屋根様式は銅板葺入母屋造り平入の拝殿と、銅板葺 切妻造りの本殿があり、中心から左右に勾配のある屋根の幣殿部で繋げています。
六、本 殿 本殿には、中央の神座に春日大明神像が安置され、神座の右側に天照太神像、左側に八幡大菩薩像があります。(いずれも木造高さ一尺)  このご神体(三社尊像)は棟札より慶応四年(1868)に修復されたもので、三社信仰によるものと思われます。延宝四年(1677)、 慶応四年(1866)、明治八年(1874)、明治二十八年(1894)、大正四年(1915)、大正七年(1918)の棟札が納められています。 また、本殿前には、大正十年(1921)奉納の木造狛犬が一対あります。
七、拝 殿 拝殿には、寄付芳名板、奉納絵馬があります。
八、末 社 神明稲荷神社 建立年月は不詳です。社殿は間口1m、奥行1.4m。
社殿内には神明稲荷大明神の札があります。祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伝承。その他境内には建立年月不詳の石祠が 四つあります。
九、鳥 居 幅二間高さ一間半 形式は神明鳥居、鉄板製の朱塗鳥居です。
十、境 内 寛保三年(1743)奉納の狛犬一対、明治二十八年(1894)奉納の水鉢、昭和十四年(1939)奉納の石灯篭一対、昭和五十八年(1983) 年建立の交通安全祈願碑があります。
十一、神輿 昭和四十年代建立の神輿一基、子供神輿(大小)二基
十二、山車 昭和五十九年(1984)建立の山車一基


平成二十三年十二月吉日
雑記  小田原駅から東海道線に沿って東京方へ1.6km、酒匂川右岸の堤防から250mの所にある。 狛犬は、一説には小田原で一番古いのではないかといふ。寛保三年。 境内には神明稲荷がある。


平成24年3月16日撮影

平成24年3月16日撮影

平成24年3月16日撮影

平成24年11月25日撮影 神明稲荷神社

・25.10.09 由緒、写真1枚を追記
・28.06.18 由緒欄の誤記修正。誤「輪種部」→正「渡辺」、誤「木像一尺」→正「木造高さ一尺」。
      地理院地図追加。


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