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秋葉神社(神奈川県大磯町大磯)

作成日 平成29年11月25日
よみ   地理院地図
参拝日  平成29年5月19日(金)
所在地  大磯町大磯1061あたり(北本町) (北緯35度18分36.12秒 東経139度18分57.77秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI
HP等  
祭神  火之迦具土大神
由緒  境内に板に墨書した「秋葉神社略縁起」があるが文字が薄れ、判読し難い。薄れた文字といくつかのwebサイトの記述を(1)(2)まとめると次のよう。

 縁起では、宝暦12年(1762年)1月19日に大磯宿に大火があり宿場の殆どを焼失したため町役が願主となり遠州秋葉山より秋葉大権現を勧請し、同13年大運寺境内に秋葉社を建立し、宿場の安全を祈願した。明治五年の神仏分離令を受けて大磯駅前の梅浦家別荘内(現アクサ大磯研修センター)に遷し秋葉神社と改称、大正七年に現在地に遷った。
 例祭日 一月十九日、五月十八日
雑記  東海道線大磯駅から南東へ0.25km、国道1号線に面して在る。当社から、旧地の大運寺は北西へ100m、前鎮座地の本梅浦家別荘、現アクサ大磯研修センターへは西北西へ150m弱のところ。

 灯籠一対の柱に「梅浦家」と刻まれてゐる。
 当社の塀に、延台寺の虎御石ご開帳(5月28日)の案内が掲示されてゐる。虎女(とらじょ)の誕生と曾我兄弟兄の十郎との恋仲など石にまつわる物語がある。虎女といへば、平塚市の上山下八幡宮の隣りに「虎女住庵の蹟」の碑があったのを思ひ出した。

 新編相模国風土記稿には、大磯宿の小名として、山王町・神明町・南本町・北本町・南下町・北下町・南茶屋町が載ってゐる。宿の中心は、南本町(石井本陣、尾上本陣がある)・北本町(小嶋本陣がある)・茶屋町で、小嶋本陣跡の碑は当社から東海道(国道1号線)を南におよそ100m、尾上本陣跡の碑は同じくおよそ120m行ったところにある。石井本陣は尾上本陣の道路向ひ辺りにあったやうだ。建坪は何れも弐百数十坪あったといふから、碑は離れてゐても、敷地は隣合ってゐたのだらう。
 三軒とも天保七年(1836)の大火で焼失したといふ。その後、安政三年(1856)以降、神明町と北本町の町境に火除けのため土手が築かれた。大火が多かったやうだが、全容はよく分らない。少なくとも、宝暦12年(1762)、天保7年(1836)、明治15年(1882)、明治23年(1891)、明治35年(1902)に大火があった。
 愛宕神社と当秋葉神社が火防の神として鎮座してゐたのも火災の多さからなのだらう。

写真




脚注
  1.  平成29年11月19日閲覧 フォートラベル 秋葉神社(大磯宿)
  2.  平成29年11月19日閲覧 関心事! 秋葉神社


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