神社訪問記HP神奈川県横浜市 > 保土ケ谷区

新井神社 (横浜市保土ケ谷区新井町)

参拝日 令和3年4月16日(金)
作成日 令和3年10月9日(土)
追記日 令和6年2月26日(月)
 
よみ  あらいじんじゃ(いなりじんじゃ)  
所在地  横浜市保土ケ谷区新井町
  (35度29分12.14秒 139度33分27.55秒)
 地図:地理院地図(ズームレベル15)
    マピオン(ズームレベル15)  
地図  参拝当時の地図です。(最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 59km×南北 55km の範囲の地図です
・東西59km 南北55km
印:当社位置


地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  神奈川県神社庁 神社情報 稲荷神社
祭神  倉稲魂命 ( うかのみたまのみこと )
由緒  令和2年(2020)11月24日未明(午前2時すぎか)に出火し全焼した(1)。境内地に仮殿は無い(訪問時)。

 境内に「稲荷神社紀念碑」があり、社殿建設の経緯が記録されてゐる。碑文は次の様。
  昭和四十四年九月吉日
稲荷神社記念碑
    氏子中
(碑背の碑文)
記歴
昭和四十二年の新春より稲荷神社建設に氏子総意の声が発起せしが資金の難点を神社本庁の承認許可問題につき再度総会開き審議なしたるも思うようにならず苦境に○昭和四十三年六月二十五日役員会開催審議の結果境内地の一部参参貳m2を売却し其の資金により建設する事の申請を神社本庁に提出右年の八月三十日神の助力が氏子一同の熱意の賜が承認許可証が交附されよって氏子一同の承諾の許に港北区菊名町248番地扶桑電気株式会社社長鬼島俊雄氏と新井町町会長沼田元治氏との間に売買契約を締結す昭和四十四年一月二十五日所有権移転登記と同時に代金受領し直ちに建設工事に着工右年八月三十日を以て工事完成よって右年九月十四日秋の大祭を期し永却の未来を氏子一同の限りない幸福を願いここに記念碑とする
 昭和四十四年九月十四日     建設委員長   沼田元治
                 氏子総代   三名転記略
   稲荷 の部分は修正されてゐるやうだ。

 神奈川県神社誌には次の様にある(2)
由緒沿革 創立年代不詳、古来村の鎮守で、鎮座地により新井神社と称したが、昭和五十五年稲荷神社の旧社名に復した。

 新編武蔵風土記稿には次の様に載ってゐる(3)。( )内は割注部分。
稲荷社 (除地一段六畝二十四歩村ノ坤の方ニアリワツカノ社ニシテ東ニクカヘリ村ノ鎮守ナリ橘樹郡星川村法性寺ノモチナリ新田開発ノノチ勧請スト云フ)
雑記  相模鉄道西谷駅から北西へ1.2kmの所にある。

 訪れる前に下調べして、火災で社殿は焼失したのを知った。
 しかし、当日は忘れてゐた。階段を登ったところ、何も無く空地。はっ、と思ひだした。
 令和2年(2020)11月24日未明(午前2時すぎか)に出火し全焼した(1)
 仮殿があるかと思ってゐたが無かった。一尺四方の小さな祠で良いのだが……。

 この地は、新編武蔵風土記稿(3)に拠ると、昔は御林で新井忠兵衛が宝暦年中に開発し新井新田と呼ばれた、と云ふ。

 (追記 令和6年2月26日)
 2月15日公開のタウンニユース(4)によると、12人の世話人の思ひがまとまり、1月末に地鎮祭が執り行はれ、6月中の竣功予定とのこと。(追記了)

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)
写真1
写真1 拡大 (1280×960)

写真2
写真2 拡大 (1280×960)

写真3
写真3 拡大 (1280×960)

社殿があったところ。一部の樹木が枯れてゐる。
写真4
写真4 拡大 (1280×960)

社地奥から階段の方を望む。

灯籠一対と「稲荷神社記念碑」が見える。

出典・脚注
  1. 令和3年10月5日閲覧 まこりんのつぶやき 在りし日の新井稲荷神社 2020-12-14(2021-07-29改訂)
  2. 『神奈川県神社誌』神奈川県神社庁編 昭和57年(1982) p.32
  3. 『新編武蔵風土記稿』 巻之八十七 新井新田の条 (同書は文政13年(1830)成立。明治17年刊の内務省地理局による翻刻本を引用、漢字は当用の字体に置換へた)
  4. 令和6年2月26日閲覧 タウンニユース 保土ケ谷版 新井町 全焼の稲荷神社 再建へ 公開:2024年2月15日

改訂記録
  • 令和06.02.26 (1)ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。(2)神社庁web神社情報のリンク修正。(3)白地図の誤記修正(誤:東西290km×南北270km 正:東西59km 南北55km)。(4)社殿再建について追記。

文頭へ移動  ホーム(神社訪問記)


inserted by FC2 system