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片倉杉山神社 (横浜市神奈川区片倉)

参拝日 令和3年11月26日(金)
作成日 令和4年9月26日(月)
追記日 令和6年2月12日(月)
よみ  かたくら すぎやまじんじゃ
概要  当社(片倉杉山神社)は横浜市神奈川区片倉に鎮座する。創建年不詳。平成3年(1991)、社殿・神楽殿他を新築した。。  
所在地  横浜市神奈川区片倉5丁目5-21
  (35度29分24.20秒 139度36分30.61秒)
 地図:地理院地図(ズームレベル15)
    マピオン(ズームレベル15)  
地図  参拝当時の地図です。最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。
地理院地図、東西 59km×南北 55km の範囲の地図です
・東西59km 南北55km
印:当社位置


地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
    
HP等  神奈川県神社庁 神社情報 杉山神社
祭神  大物主命 (おおものぬしのみこと)
由緒  元 村社
 社殿前に設置の由緒掲示には次の様に記されてゐる。
杉山神社由緒

鎮座地 横浜市神奈川区片倉町四五九
御祭神 大物主命 別名大国主命
御創建の年代は不詳であるが往昔、同封内(このむらうち)、元宮という所に遷したと伝えられる。
往古より片倉村の鎮守として崇敬せられていた。明治以前は浄遠寺(じょうおんじ)が別当を兼ねていたが、神仏分離の後、明治六年村社に列せられ大正十四年神饌幣帛料供進社に指定せられた。
神奈川町熊野神社神職が宮司を兼務している。戦後は宗教法人として境内三百坪、社殿(神奈川区浜町にあった諏訪神社の旧社殿を移す) 神楽殿、社務所、等を有し、近時、都市化のため人口が急激に増加し、崇敬浅からず。
 昭和三十三年九月  社殿御屋根葺替
 昭和四十四年九月  社務所を新築
 平成 三 年九月  社殿、神楽殿、手水舎等を新築、遷座祭を執行した。
年中祭祀
 元旦祭・春祭・大祭・秋祭・七五三・祝祭

 『神奈川県神社誌』(昭和57年)には次の様に載ってゐる(1)
由緒沿革  口碑によれば、往昔元宮辺にあったものをいつの頃か今の地に遷座したといわれ、長遠寺が別当であった。明治六年村社に列せられ、大正十四年神饌幣帛料供進社に指定された。昭和三十三年九月社殿御屋根葺替、同四十四年九月社務所を新築す。
 註 元宮:もとみや 『新編武蔵風土記稿』(1)には「村ノ北寄ヲ云」とある

 『新編武蔵風土記稿』(文政13年(1830)成立)には次の様に載ってゐる(1)
杉山社 (村ノ東字庚塚ト云小高キ所ニタテリ小祠ニテ西向ナリ覆屋ヲ設ク前ニ石ノ鳥居ヲ建コレモ西向ナリ例祭年々六月十五日) 別当浄遠寺 (社地ノ北ニ隣レリ日蓮宗ナリ房州小湊誕生寺末神光山ト号ス 中略 寺地ハ字元宮ト云所ニアリシカ年代知ラス日祐トイヘル僧住職ノ時此地ニ移シ再建セリ 以下略)
雑記  最寄駅は横浜市営地下鉄片倉町駅で、当社から西へ100m余の所にある。昭和60年に開業したが、それまでは北北東2.0kmに横浜線新横浜駅(昭和39年開業、横浜線は明治41年開業)、西へ1.8kmに東横線白楽駅(大正15年開業)がある。
 江戸末期の片倉村は、明治22年の町村制施行で岸根村・小机村・下菅田村・羽沢村・三枚橋村・鳥山村・六角橋村・神代寺村と合併して小机村となり、明治35年に城郷(しろさと)村に改称、昭和2年に横浜市に編集された。(3)

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)
写真1 写真1 拡大 (9600×1280)
 社頭
 階段踊場左側の大木の根元には小さな社号標がある。表に「片倉町鎮守 杉山神社」、背面に「紀元二千六百年記念樹」とある。碑が幹にめり込んでゐる。80年の歳月がかうさせたのだらう。
 階段の手摺には「奉納 祭禮(礼)年番谷戸組 昭和五十七年四月吉日」と記されてゐる。

写真2 写真2 拡大 (1280×960)
 階段を登り切ったところ

写真3 写真3 拡大 (1280×960)
 社殿正面
 掲げられてゐる扁額は平成二年九月奉納で、額の縁には龍の彫刻が施されてゐる。
 由緒書が向って右手に掲げられてゐる。表は白く塗装されてゐるが、分厚い木の一枚板。

写真4 写真4 拡大 (1280×960)
 斜め前から見た社殿

写真5 写真5 拡大 (1280×960)
 拝殿内

写真6 写真6 拡大 (1280×960)
 拝殿前から鳥居方を望む
 手水鉢には平成二年十月の年記が刻まれてゐる。鳥居近くには、古い手水鉢が置かれてゐる。それには明治卅九年三月吉日氏子中とあり、新しい手水鉢と同じ苗字が何名もみえる。
 鳥居は平成八年五月吉日と年記がある。
 鳥居近くの狛犬は奉納者名とともに「大正十四年九月吉祥日」と刻まれてゐる。


出典・脚注
  1. 『神奈川県神社誌』神奈川県神社庁編 昭和57年(1982) p.12-13
  2. 『新編武蔵風土記稿』 巻之七十 片倉村の条 (同書は文政13年(1830)成立。明治17年刊の内務省地理局による翻刻本を引用、漢字は当用の字体に置換へた)
  3. イッシーのホームページ内、地理のページ市町村の変遷  石田 諭司(ISIDA Satosi)

改訂記録
  • 令和06.02.12 (1)ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。(2)神社庁web神社情報のリンク修正、誤記修正。(3)概要欄を設けた。

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