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道念稲荷神社 (横浜市鶴見区生麦)

参拝日 令和2年6月7日(日)
作成日 令和3年2月8日(月)
改訂日 令和6年3月11日(月)
 
よみ  どうねん いなり じんじゃ  
所在地  横浜市鶴見区生麦 4-27-18
  (35度29分45.66秒 139度40分25.10秒)
 地図:地理院地図(ズームレベル15)
    いつもNAVI(ズームレベル13)  
地図  参拝当時の地図です。(最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 59km×南北 55km の範囲の地図です
・東西59km 南北55km
印:当社位置


地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  神奈川県神社庁 神社情報 稲荷神社
祭神  倉稲魂命 (うかのみたまのみこと)
由緒  社頭にある社号碑の背面には次の様に刻まれてゐる。
當、道念稲荷に、新編武蔵国風土記稿によれば、「往還の中程 字本宮あり、海道より入口に石の鳥居をたつ、是を道念稲荷と云、前に蟠る松あり、竜泉寺持なり 社地の入口左の方に石地蔵四尺ななるを、建つ」、と記述ある古詞なり、一説によれば竜泉寺に寄食せる道念和尚が村人の信仰を受け、竜泉寺より當地に社を建て竜泉密 寺と記された木片と観音堂を祀り、道念稲荷と称されて現在に至る。尚、竜泉寺境内に元社、杉山神社には分社が祀られている。この石碑の石材は約350年前東照権現徳川家康公、年回忌供養の為、諸大名が上野寛永寺に奉納した石灯籠の一部で、今度、有志により奉納された。
  昭和六十三年五月吉日
註 蟠る:わだかまる。とぐろを巻く、入組んで複雑に絡まってゐる意。

 神奈川県神社誌には次の様に載ってゐる(1)
由緒沿革 木村(生麦町)中央にして東海道往還へ接す。宝暦三癸酉二月再建す、とあり現在じゃもかも祭を行っている。

 新編武蔵風土記稿にはつぎの様に載ってゐる(2)
稲荷社 (往還ノ中程字本宮ニアリ海道ヨリ入口ニ石ノ鳥居ヲタツ是ヲ道念稲荷ト云前ニ蟠ル松アリ竜泉寺持ナリ社地ノ入口左ノ方ニ石地蔵四尺ナルヲ建ツ)
雑記  京浜急行電鉄生麦駅から東へ0.5km、同線花月総持寺駅から南へ0.4km余のところにある。
 旧東海道から北西へ参道が40mほどあり、社殿が建ってゐる。境は判らないが狭い参道・境内地に多数の鳥居をはじめ多くのものがある。
 杉山神社境内にも道念稲荷神社がある。由緒には共通なものがある。

 花月総持寺駅は、3月13日までの駅名は花月園前だった。花月園競輪場が平成22年3月末で閉場したため、時期を観て改称されたやうだ。競輪や競馬をみたいと思ふが、まだ、一度も観たことが無い。遊園地や公園と違ってゆきにくい。

 当社で本日の参拝は最後とした。帰り道、生麦事件の場所を見て行かうと歩いてゐたら、通り過ぎて、戻ったりした。民家の垣根に生麦事件参考館設置の掲示物が掛ってゐた。周りは住宅地。面影は無かったやうだ。民家を眺め回すのはどうかと思ふので一瞥しただけだった。ある程度の場所を確保して石碑でも建ててあるのかと思ってゐたから拍子抜けだった。なお、明治16年に建てられた碑は、別な場所にあるらしい。

 生麦と云へば、もう一つ。麒麟ビールの工場がある。具体的な場所は知らなかったが、工場の入口があった。多分正面入口だらう。見学やレストランはあちらと表示がある。
 何年も前になるが、瀬谷区鎮座の左馬社へ行ったとき、「近所の方と小一時間、神社とは無縁の はなし」をしたのだが、麒麟ビールに勤めてた方で、話の内容から要職についていらっしゃったやうだった。盛んに見学に来るよう奨められたのを思ひだした。ご健在だらうか。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)
写真1 社頭
写真1 拡大 (1280×960)

社頭

写真2
写真2 拡大 (1280×960)

鳥居の両柱前には、仏像が置かれてゐる。

写真3 社殿
写真3 拡大 (1280×960)

社殿

写真4 社殿側面
写真4 拡大 (1280×960)

社殿側面


出典・脚注
  1. 『神奈川県神社庁誌』神奈川県神社庁編 昭和57年(1982) p.8
  2. 『新編武蔵風土記稿』 巻之六十六 生麦村の条 (同書は文政13年(1830)成立。明治17年刊の内務省地理局による翻刻本を引用、漢字は当用の字体に置換へた)

改訂記録
  • 令和06.03.11 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。 神社庁web神社情報のリンク修正。 白地図の誤記修正(誤:東西290km×南北270km 正:東西59km 南北55km)

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