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日枝大神(神奈川県座間市四ツ谷)

作成日 平成27年8月7日
よみ  ひえだいじん
参拝日  平成26年1月26日(日)
所在地  座間市四ツ谷479 (北緯35度28分28.99秒 東経139度23分22.55秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI
HP  神奈川県神社庁 神社詳細 日枝大神
祭神  大山咋命
由緒  社殿造営記念碑にはつぎのやうにある。
當社は往古山王大權現ト称シ元亀年中郷族佐藤將○川島筑後等勧請創建スル所ニシテ明治二年 御神號ヲ日枝大神ト改メラレ明治六年十二月村社ニ列セラル
社殿ハ寶暦十三年十月二十六日回禄ノ災鳥有ニ歸シ爾後明和九年天保十二年明治十八年改建ノ事アリ
昭和九年一月社殿造營ノ議熟シ同二月起工同五月三日三殿神楽殿外郭諸設備竣成シ同五日遷座祭 嚴修其ノ建築ニ要シタル経費金四千百餘圓勞力のべ千百人何レモ氏子崇敬者ノ寄進奉仕ニ依ル所ナリ
昭和九年十月十二日神饌幣帛料共進指定セラル
                社掌 新田英壽謹白

 昭和九年十月九日建之
                正七位仙波乗正書


市の教育委員会による案内板があり、次のやうに記されてゐる。
日枝大神
所在地 四ッ谷477番地
祭神  大山咋命
例祭日 七月第四日曜日



 当社の創建は、元亀年間(1570〜1573)と伝えられています。
 創健者は織田信長に敗れた美濃国(岐阜県)の齋藤龍興(道三の孫)遺臣四名で、この地を開拓し祭神を四ッ谷の氏神として 祀ったと伝えられています。
 宝暦十三年(1763)に火災にあい、七十八年後の天保十二年(1841)に再建、棟札に「山王大権現」と記され、手水石や諏訪社の 祠の奉納年号からみると、社域もこのころから整えられてきたようです。
 明治二年(1869)、「山王大権現」から「日枝神社」に改称、祭神も「大山咋命」に変わり、同年六月には村社に列せられ、 同十八年八月に再遷宮の記録があります。
昭和九年(1934)五月、社殿再建と共に神楽殿も完成し、外郭も整ったところで、当時の東京府麹町の日枝神社より新たに分霊し、 社号も同年十月に「日枝大神」に改め現在にいたっています。
 境内には次の諸社が祀られています。



天満宮
祭神 菅原道真
 祭神は学問の神で、創建年代不詳。
 四ッ谷の鎮守だったともいわれ、大正二年(1913)、県の指令により当社境内に移されるまでは大きな樹木が生い茂る「天神森」と 呼ばれるところにありました。現在はコミュニティセンターと配水管埋所が建設され敷地の一角に天満宮の記念碑があります。


稲荷社
祭神 倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
祭神は農業に深い関わりを持ち五穀をつかさどる神。
創建は文政五年(1822)と伝えられています。
平成十二年(2000)総稲荷社・上稲荷社・下稲荷社の三社を再建。


諏訪社
祭神 建御名方神(たけみなかたのかみ)
農水生活根源の神
長野県諏訪大社の末社。創建年代不詳。
明治十八年(1885)八月と平成十二年に祠が再建され翌十三年に覆屋も新調奉納されました。


秋葉社
祭神 火迦具土神(ひのかぐつちのかみ)
祭神は防火の神。
静岡県秋葉神社の末社です。創建年代不詳。


三峰社
祭神 伊邪那岐命 伊邪那美命
祭神は日本の国土を産んだ神。
埼玉県秩父の三峰社の末社と見みられます。
創建年代不詳

*秋葉社と三峰社は一つの覆屋に二社を祀る

平成十八年七月
座間市教育委員会
雑記  相模線入谷駅の南西500mの所にある。別当寺だった浄土寺が南東側に隣接してある。


平成26年1月26日撮影

平成26年1月26日撮影

平成26年1月26日撮影  社殿左側の鳥居を伴った社は天満宮。

平成26年1月26日撮影

平成26年1月26日撮影  手水舎は文久二年に奉納された幟の枠と竿を使って昭和63年に建てられた。手水石は天保十二年奉納されたもの。

平成26年1月26日撮影  旧鳥居。大正十二年の関東大震災で倒れ修復し昭和五十三年まで使われてゐた。

・R02.10.03 地理院地図へのリンク修正


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