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作成日 平成21年6月14日 |
追記日 ──────── |
よみ | くまの じんじゃ |
甲州市塩山熊野174番地(北緯35度41分31秒、東経138度43分31秒) | |
HP | ─ |
由緒 | 熊野神社略誌 より
熊野神社は大同二年(807年)にこの辺一体に広がる熊野郷の鎮守として、紀州(和歌山県)の熊野神社から勧請され、 本殿は後白河法皇の命によって紀州の本社にならって建てられた。 建物について略誌は以下のように記してゐる。 建物は工場や手法から見て、記録に示す鎌倉時代の文保二年に再建された一間社隅木入り春日造り妻入りで、 全面を装飾的な格子を当てた板壁として、出入口を左側面の前よりに設けるなど、特色ある古式の姿は神社の本殿形式の一つを代表するものとして 建築史上の意義は極めて大きい。拝殿は様式の上から室町時代の天文十八年(1549)の再興と推定されている。 繊細な木割りや内部の自由な組み方は変化に富んで独特な技術を示し、しかも、均衡のとれた建物といえる。 本殿(東方)二棟と拝殿は昭和二十七年に解体修理が行われた。 (中略) 国 重要文化財 建物 熊野神社本殿 二棟 昭和二十四年二月十八日 拝殿 一棟 昭和二十四年二月十八日 |
参拝日 | 平成21年6月11日(木) |
雑記 | 近くに七福といふ飲食店があり、一度は塩山駅から近くの病院までバスで、その後は自家用車でほうとう(漢字は、食偏に博の造り、食偏に宅の造り(はくたく))をいただきに来てゐる。
熊野神社は地図にもあって存在は判ってゐても、参拝したのは今回が最初。
参拝したところ、賽銭箱の上にはプラスチックの引出し付き箱にカラーで両面印刷された「熊野神社略誌」が置いてあったので1枚いただいてきた。 さらに、賽銭箱の右手にはお神札がおいてあり、大切にお使ひください、とある。宗教活動はされてゐるやうだ。 拝殿は、開放的で茅葺屋根。東側の屋根は苔なのか植物がついてゐる。手入れしてほしい。後ろには本殿が六棟ある。 境内北西側には境内社が複数あったが、略誌によると、貴船神社、天照大神、山ノ神、牛頭天王、とのこと。御祭神は、伊弉冊尊(いざなみのみこと)、 早玉男尊(はやたまおのみこと)、事解男尊(ことさかのおのみこと)、天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)、瓊々杵尊(ににぎのみこと)、彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)。 平成14年には石垣の修理が行はれてゐる。 離れて畑の中にある一の鳥居は往事を偲ばせる。 |
平成21年6月11日撮影 二の鳥居 | 平成21年6月11日撮影 拝殿 |
平成21年6月11日撮影 本殿(東側二棟) |