よみ
| こうたいじんじゃ
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参拝日
| 平成26年9月27日(土)
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所在地
| 小布施町小布施1136 (北緯36度41分52.43秒 東経138度18分56.15秒)
地図:地理院地図
いつもNAVI
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HP
| 長野県神社庁 神社紹介 皇大神社
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祭神
| 天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
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由緒
| 次のやうな由緒が掲示されてゐた。
皇大神社
(1)創建 長久年間(千四十年〜千四十四年)
(2)祭神 大日霊命(天照皇大御神)
天児屋根尊、天太王尊、天津彦火々瓊々尊
(3)由緒 往古、伊勢神宮の御分霊を勧請して開発田畑の守護神、田家の神として祀る。以来、開発住民の増加に伴い崇敬の心高まり、
長久年間には、社を造営替えし境内を拡張す。
而して、地方卿士として、篠下四郎高安・郷原直衛・唐沢伊右エ門慰・の諸氏代々及び、領主として須田九郎為実・福島左エ門大夫正則・
真田伊豆守信之の諸氏代々の崇敬篤く。又、既に伊勢神宮直属の社にして、神宮にならいて二十年目毎に造営替えする例なり。
又、社財は伊勢神宮より年々下向して、祭祀は勿論北信一園の崇敬者に「大麻」を頒布す。斯くして明治十二年まで存続し、同十三年諸制度改まり
地方神職及び崇敬者の経営となる。
昭和二十一年六月二十日内務省神社官制廃止により宗教法人令により届出
昭和二十三年十月二十日神社境内国有地無償譲与受く。
(明治初年小布施皇大神宮を改め皇大神社とする。)
(4)氏子数 ○人 崇敬者数 数千人
*拝殿 棟札(縦 七十三センチ 巾二十一センチ)
表 願主 市村安左衛門保光
文化十二年 六十三歳没
享和改元 酉吉祥(千八百一年)
裏 棟梁 岸本長蔵・藤蔵。谷平・七蔵
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皇大神社と遷宮祭
小布施伊勢町に鎮座する「皇大神社」は、創立年不詳であるが、往古「伊勢神宮」御分霊を勧請し、開発田家(生活)の守護神、田家の神として
住民が崇敬した社である。
平安時代中期末の長久年間(1040年)には、社を造営替えし、境内地を拡張した。また、源氏代々の崇敬篤く、郷原直衞・須田為実・福島正則・
真田信之等の信仰も深かった。
当社は、伊勢神宮の直属の社で、神官にならい「祭祀」を行い、二十年毎の造営替えを行ってきた。神官も神宮から年々下向し、「祭祀」を行い、
北信濃一円の崇敬者に大麻(神符)を頒布し、伊勢神宮参拝の導きを行った。神宮からの神官の下向は、明治十二年まで存続し、十三年から
地元神職が奉仕するようになった。
江戸時代、寛永二年(1625)に六齋市が開かれて以来、神社はいよいよ隆昌し、神域には多くの境内社が祀られ、崇敬は一層篤くなった。
伊勢神宮直祭の起こりは不明であるが、寛永時代からであろうと推察される。昭和四年の遷宮(神宮以外は遷宮といわないが古例に従って遷宮と称している)
までは、本社・鳥居・瑞垣を新しくしてきたが、昭和二十八年、昭和四十八年の遷宮では御本社はそのままとし、鳥居と瑞垣を新築し、御社殿は改修した。
そして、祭事は第五十四回式年遷宮の年、嘉永二年十一月二十三日(1849年)に当社の遷宮が行われた時と同じように、神宮からの権禰宜従四位渡会正陽
神主・管掌の大中臣政秀・大中臣正則・大中臣守直氏が下向され、遷宮祭は古式に則り、厳しく齊行された。平成五年は伊勢神宮の第六十一回式年遷宮の年に
当たり、御本社は清掃申し上げ、弊殿(祝詞殿)を設けた。更に、昭和四年の御遷宮で本殿を新築申し上げた時、御奉納した御神宝を撤下し、
それと同じものを新たに調整し、お納めする遷宮御神宝奉献祭をおこなった。
(伊勢神宮からはこれ以前にもあり、また、明治二年の遷宮にも伊勢神宮から下向され齊行された。)
平成二十五年十月、伊勢神宮の第六十二回式年遷宮に合せて、当社でも遷宮祭を行なった。
八月に氏神様である逢瀬神社へ御神体を仮遷座申し上げ本社を清掃し、鳥居を新しくし、瑞垣を修理。塗り直し更に御神宝を新しくし、作成し、
十月十八日 御神体を本社へ還御申し上げ、御神宝奉献祭を行なった。その行列は、百数十人に及び、夜九時から始まり十一時半頃に終了し、
翌十九日に遷宮例大祭を齊行しすべて終了した。
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雑記
| 長野電鉄の小布施駅から東南東へ250mのところにある。
境内には両皇大神宮、八坂社・秋葉社、金刀比羅社があり、金刀比羅社の鳥居脇には大正年間に寄進された百度石がある。さび付いてゐるので、使はれてゐないとみえる。
菓子店近傍の賑はひと打って変はり、遊んでゐる子供が一人二人ゐるのみで静かであった。
小布施町(おぶせまち)は、昭和29年に都住村(つすみむら)と小布施町が合併してできた。都住村は明治22年の町村制施行時に都住村・中松村・雁田村
の区域をもって発足、小布施町は小布施村・福原村・大島村・飯田村・山王島村・北岡村・押羽村の区域をもって発足した小布施村が
昭和29年2月に町制施行してゐる。
小布施へは栗目当てで訪れた。昨年はレンタカーで、今年は鉄道で。大宮から長野新幹線に乗り換え、終点の長野駅下車。軽井沢で大勢下車したのには意外だったが、かういふものかと思ふしかない。
金沢まで延伸した現在の客の流れは変ったのだらうか。長野駅からは長野電鉄に乗車。
かつて小田急線でロマンスカーとして活躍した車両の展望席に乗車できたのはうれしかった。
小布施では、栗の菓子購入、栗を使った昼食、栗餡のかかったかき氷をいただき、堪能した。明日も来ることにして、当社を参拝後、宿泊地の渋温泉へ向かった。
当社と明日参拝した9社を紹介します。
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