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走湯神社(静岡県熱海市伊豆山)

参拝日 平成29年9月21日(木)
作成日 平成30年2月20日(火)
追記日 令和6年4月17日(水)
よみ  はしりゆ じんじゃ  
所在地  熱海市伊豆山595-1 (北緯35度6分41.01秒 東経139度5分10.66秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI  
地 図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  ─
祭 神  正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
由 緒  伊豆山神社の境外社、走り湯の源泉を守護する神社(伊豆山神社HP(1)より)。
雑 記  東海道線熱海駅から北東へ1.5kmの所にある。伊豆山神社参道の始りのところでもある。

 社殿は急斜面にあり、社殿下に温泉跡と碑がある。碑には次のように刻まれてゐる。
史跡 走湯(はしりゆ)温泉跡
    昭和五十二年四月二十五日 市指定

 この温泉は、奈良時代の養老年間に発見された全国唯一の横穴式源泉である。往時は一日約七千石(一分間に約900リットル)の温泉が湯滝となり奔流となって海岸に流れたといわれている。

 古くから霊湯とされ、箇山や温泉湧出に対する自然信仰から生れた伊豆山神社と深いかかわりをもち、「走り湯権現」とよばれていた。いずれも日金山を背景に、山伏の修験の地として発展した。

 源頼朝は、治承四年(1180)八月の旗挙げ前から、伊豆山権現を信奉していた。平家滅亡後まもなく「二所詣」と言って、伊豆山権現、箱根権現を参詣した。のち三島明神も加えられて、政子や実朝もこれを行った。
 明治の初め、皇室の御料温泉となり、伊豆山温泉発祥の源泉として、観光開発に貢献した。しかし、昭和三十九年源泉の多掘の影響を受けて枯渇したが、昭和四十五年の増掘によって復活した。

 (中略 金槐和歌集から引用した実朝の歌、三首)

 昭和六十一年三月
      伊豆山走り湯温泉組合
      熱海市教育委員会
   日金山(十国峠の異称)は、当社から西北西へ4.4km程のところにある。

 本日は別表神社の一つである伊豆山神社参詣し、可能なら来宮神社参詣も、と考へて出かけてきた。
 参道は殆どが階段で、起点の浜から本殿前まで837段あり、走湯神社は16段目といふ。標高差160mは承知してゐたから、ゆっくり登れば良い。考へてゐなかったのは、本宮社のある標高390mまで行くこと。疲れてしまった。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)

写真1  走湯温泉跡。横穴には源泉から70℃の湯が毎分100リットル送られてゐるといふ。当社下の細い道を社殿より数m先に位置してゐる。中に入っても良いやうだが、不安を感じたので覗くだけにした。


写真2


写真3


写真4  向拝の扁額。書は三嶋大社宮司による


出典・脚注
  1. 平成30年2月19日閲覧 伊豆山神社HP走湯神社

改訂記録
  • 令和06.04.17 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。 写真に番号を附した。

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