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湯前神社(静岡県熱海市上宿町)

参拝日 平成29年10月10日(火)
作成日 平成30年6月3日(日)
追記日 令和6年4月15日(月)
よみ  ゆぜんじんじゃ  
所在地  熱海市上宿町4-8 (北緯35度5分54.11秒 東経139度4分16.82秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI  
地 図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  静岡県神社庁 神社詳細 湯前神社
 Wikipedia:湯前神社
祭 神  少彦名神
由 緒  村社・式内社論社
 境内の掲示には次のやうにある。
湯前神社(ゆぜんじんじゃ)由来記
祭神 少彦名神(すくなひこなのかみ)
  玄古(いにしえ)大巳貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神の二柱我が秋津州○民が夭折(わかじに)することを憫(あわれ)み禁薬(くすり)と温泉の術を○めたまいき(伊豆風土記)とある如く温泉の神として古代から尊崇されている。
例祭 二月十日。十月十日。
由緒 
旧記に依れば「今から一千二百余年前(天平勝宝元年)神、小童に託して曰く、諸人此なる温泉に浴せば諸病悉く治癒(じゆ)せんと因って里人祠をたて少彦名神を祀る」とあり。
然れども往古熱海に温泉の湧出せし時には既に祀られしものと考えられる。永正十八年、寛文七年に再興している。平安朝の頃より徳川明治に至る迄公家、将軍、大名等を始め入浴者及び一般庶民の崇敬が厚い。
特殊神事 献湯祭(けんとうさい)。湯汲(ゆく)み道中。
毎年春秋二季の例祭に当り神前に元湯の温泉を献湯して浴客の健康安全を祈り「湯汲み道中」がおこなわれ、この日は市中が賑わう。
撰文雨宮治一
書 鈴木丹陽
雑 記  熱海駅の西南西0.7kmの所にある。
 明和年間に奉納された石碑「湯前神祠碑」があり、300字ほどが彫られてゐるが、残念ながら何割かは知らない文字のため転記に至らない。
 当社の南50m程の所に大湯間歇泉がある。案内文によると、大正十三年には止ってしまったといふ。また、1860年(万延元年)に英国初代公使オールコックが滞在してゐた折、飼犬が噴湯に触れ火傷で死に、里人は丁重に弔ったといふ。今はポンプを使って噴出させてゐるやうだ。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)

写真1  石鳥居は熱海市指定文化財。安永九年(1780)に第七代久留米藩主有馬頼ゆき(*)公(和算家でもある)が来湯した際に寄進されたもの。(*:行人偏に童)


写真2  拝殿




写真3  くすのき(熱海市指定文化財 昭和五十二年四月指定)



写真4  手水 「熱湯注意!」とある。湯気が出てゐた



写真5  拝殿内。一対の随神がある


出典・脚注
  1.  ─

改訂記録
  • 令和06.04.15 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。 写真に番号を附した。 ウイキペデイアへのリンク記載。

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