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熊野神社(静岡県静岡市葵区安東)

作成日 平成26年12月14日
よみ  くまのじんじゃ
参拝日  平成25年8月15日(木)
所在地  静岡市葵区安東2丁目6-4 (北緯34度59分7.5秒  東経138度23分12秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI
HP  静岡県神社庁 熊野神社
祭神  伊邪那美命(いざなみのみこと)
 速玉之男命(はやたまのおのみこと)
 事解之男命 (ことさかのおのみこと))
由緒  境内には、板に墨書で書かれた案内と、石に刻まれた案内とあるが同文で、石の方は最後に 「平成十四年例大祭年番町建立 安東柳町 長谷町 安東一丁目一区」とある。
熊野神社

祭神  伊邪那美命 速玉之男命 事解之男命
     合祀神  武内宿禰命 大山津見命
由緒 創建の年月は不詳であるが 和銅四年(西暦711年)の棟札が現存しているので今から一千二三百年以前には 既にこの地に奉斎されていたことがわかる。
 紀州の熊野那智大社に 永正三年(1503年)駿河國安東庄熊野宮造営木材取料散用状等の古文書が所蔵されているのを見ると 古来 熊野三山との関わりが深かった事が推測される。
 当社は昔は相当大社であったという。駿河國新風土記には「この社古くは大社にして社人・社僧もあまたありしといふ」と記載されている。
 慶長十三年(1607年)九月紀州新宮城主浅野忠吉が当神社の本殿を建築し其後も幾度か修理の費用の寄進があった。 奉納社殿の棟札・関係文書等保存されている。
 当神社は昔から蝮蛇除(まむしよけ)の神として信仰された。天明八年(1788年)京都に大火があり皇居も焼失して聖護院に仮御所が 設けられたが度々蛇が出てお困りになった。禁裏・仙洞御所より当神社の蝮蛇除の神符を奉るより命がありこれを献上し白銀一封が下賜された。 御初穂の包紙文書は今も神社に保存されている。
 明治維新後静岡に閑居した十五代将軍徳川慶喜公は当神社へ木造の鳥居一基を奉納した。
 当神社は古来安倍郡北安東村の産土神でこの北安東村の地域は現在の安東一丁目、安東二丁目、安東三丁目、長谷町、安東柳町、北安東一二丁目及び 城東町の一部であり、今もこの各町の氏神として崇敬される外県下遠近の人々より広く信仰されている。
御神徳 (中略)
主な祭典 例祭 十月十五日近い日曜日 夏祭(大祓式)六月三十日 厄除祭十二月三十一日
雑記  東海道本線静岡駅から北へ1.5kmの所にある。
 境内社に、五社神社(荒神社、津島神社、塞神社、稲荷神社、佐口神社)、芭蕉天神社、白髭神社、三峰神社、風の神、があった。


平成25年8月15日撮影 鳥居は大正三年十月建立とある

平成25年8月15日撮影 参道左側の大きな楠(御神木)の根元には風の神の石祠がある

平成25年8月15日撮影 拝殿

平成25年8月15日撮影 拝殿と本殿。右端に境内社の一部が写ってゐる


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