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那閉神社(静岡県焼津市浜当目)

作成日 平成23年5月29日
追記日 ────────
よみ  なへじんじゃ
所在地  焼津市浜当目3丁目14-13(北緯34度52分50秒、東経138度20分10秒)
HP  ─
祭神  八重事代主命  
 大国主神
由緒 郷社。江戸時代は「鍋嶋大明神」「鍋神社」と称してゐたといふ。
 境内にある「那閉神社玉垣建設記念碑」に、
総て世の移り変るは儚きものながら、那閉神社のその昔をたづぬれば、継体天皇三年己丑四月物部氏の勧請により 祭祀せられたるものと伝えられ、朝夕村人をはじめ汎く世人に崇敬せらるるは灼たかなる霊験による御加護と信じ 疑うものなし 昭和四十一年四月松下正次氏当神社宮司に新任せられしを記念し、永しえに此の神域を浄め、御霊を 鎮め参らせんものと、玉垣建立の議を氏子総代を初めとし、氏子一同並びに浜当目船元会・焼津漁業協同組合その他 尊崇者に倶々相諮るに、翕然として此の趣旨に賛同、集る処の浄財を以て総工費金七拾九萬余円、工事人、岡崎市 磯部石材店に之を請負はしめたり。 昭和四十一年十月十七日工事初期の如く竣工、同日を卜とし静岡市久能山 東照宮宮司白井光男斎主となり関係者一同参列厳粛且盛大裡に奉告祭を執行す。
 庶幾くは深遠なる 神慮は拝するも恐れ多けれど 本建立協力者の微意を嘉せられんことを
 茲に趣旨を碑に刻み後世に遺すものなり
昭和四十一年十月十七日建之
参拝日 平成22年8月29日(日)
雑記 「延喜式神社の調査」(http://www.geocities.jp/engisiki/)によると、
海岸近く、虚空蔵山南麓に鎮座する。
虚空蔵山(当目山)は海の彼方から神が来訪する水平来臨型の信仰の山である。
虚空藏山の東側から東北側にかけては絶壁に波が打ち寄せている。この断崖にはいくつかの岩窟があり、 これが「御座穴」とよばれている。これは神の「御座」し給う「穴」ということである。海からの神霊の依り 給うところとして信仰されたもので、本社の原初信仰を考える上に重要な意味を持つものである。
はじめ鍋崎海中の神の岩に祭られていたが、大浪によりその神の岩が崩壊したため、当目山に遷つたと いう伝承もある。
といふ。


平成22年8月29日撮影
後ろに見えるのは虚空蔵山(当目山)

平成22年8月29日撮影
狛犬と拝殿の間には、大国主大神と事代主大神の石像がある。

平成22年8月29日撮影
石造の祠が何十と置いてある。不要になったのをお返ししてゐるのか? 多くの家で同様な石祠を見かけたので。

平成22年8月29日撮影
拝殿脇(南側)から鳥居方向を望む

平成22年8月29日撮影
向って左側は、青木神社(祭神 須藤左門)。青木の森(現サッポロビール工場)にあったのを明治初めに遷座。子孫が群馬県から 命日の5月5日に参拝にこられてゐるといふ。(七里四方さん)。 右側は津島神社(祭神 須佐之男命)。
 


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