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美保神社(島根県松江市三保関町)

作成日 平成30年1月6日
よみ  みほじんじゃ 地理院地図
参拝日  平成29年6月8日(木)
所在地  松江市三保関町三保関608 (北緯35度33分44.67秒 東経133度18分21.49秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI
HP等  Wikipedia:美保神社  当社HP  出雲国神仏霊場の美保神社
祭神  三穂津姫命(みほつひめのみこと)
 事代主神(ことしろぬしのかみ)
由緒  式内社、国幣中社、別表神社
 天平五年(733)に編纂された出雲国風土記に当社が記載されてゐる古社で、国譲り神話に因む青柴垣(あおふしがき)神事・諸手船(もろたぶね)神事が行はれてゐる。
 御本殿は文化十年(1813)に再建されたもの、拝殿・神門は昭和三年に造営されたもの。

美保之碕の由来

 島根半島の最東端に位置するこの岬は、古くから「美保之碕」と呼ばれています。
 出雲国風土記の国引きの伝説では、この「美保之碕」は北陸地方から、日御碕は朝鮮半島から引いてきたものと伝えられています。
 この鳥居の中央四キロ先の海上に浮ぶ島を「沖之御前」、眼下に横たわる島を「地之御前」といい、共に事代主神(美保神社の御祭神、俗にえびす様)の魚釣りの島として伝えられているところから、現在も美保神社の境内となっており、毎年五月五日には美保神社で事代主神とその御后の御神霊をこの島から迎える神迎神事が続けられています。
 夏期には、沖之御前の海上に雄大な日の出を拝むことができます。
 沖之御前は日によってその島影が様々に変化し、漁師はその島影により海上の天候を知って出漁を決したといわれます。又、この島の海底には常に神楽の音の様な響きがあり神異奇瑞の島として今に伝えられています。
 この遙拝所は、美保神社の古文書に記載のあった古事に基づき、昭和四十八年十二月に設置したものです。
 美保之碕遙拝所の位置は美保神社から東北東へ1.8km(地理院地図)、沖之御前の位置は遙拝所から、北東へ3.4km(地理院地図))。
雑記  公共交通を使用すると、松江駅からバス乗継ぎで約1時間半、境港駅からバス乗継ぎで約30分かかるが、バスツアーなので時刻表を気にする事無く運んでもらえた。
 港の岸壁から鳥居までの距離は50m余で社殿までも近い。海にこんなに近くて、大丈夫なのかと思ってしまふが、美保湾に面してゐるので冬の荒波は受けないし、地震の津波の被害も考慮する必要が無かったのだらう。

 お土産に板わかめを購入した。味噌汁に入れたら良いかと聞いたら、そんなもったいない事はしないとのこと。ちぎって熱い飯に載せて食べたら美味かった。

 美保関町は、平成17年(2005)に他町とともに松江市と合併し、松山市の一部となってゐる。美保関(美保之碕)は海上交通の重要拠点で鉄の輸出港として繁栄し、室町時代には将軍直轄領となり、江戸時代には北前船交易の要衝として繁栄した。遙拝所のある地蔵崎にある美保関灯台は世界灯台100選に撰ばれてゐる。
 境内に「出雲国三穂両宮縁起 大略」が掲示されてゐたが、変体仮名に草書がまじりで半分しか読めない。普段からなじんでゐないといけないな。

写真



神門

拝殿

拝殿と左側の御本殿


沖之御前・地之御前遙拝所(美保之碕)



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