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新編相模国風土記稿


 新編相模国風土記稿は、江戸時代後期に編纂された地誌。

 文政七年(1824)から調査に入り天保六年(1835)に終了し、天保十二年に原稿が完成し、浄書本が将軍に献呈された。明治六年に火災で焼失したが書写したものが現存してゐる。活字翻刻本は、明治十七年から出版され、後、『大日本地誌体系』(雄山閣)の一部として刊行されてゐる。


 神社の紹介のなかで、風土記稿の文言は屡々引用されてゐる。然ながら通読したことは無く、紹介に当つても孫引(引用されたものを更に引用すること)になってゐます。出来るだけ元に当らうと考へてゐた矢先、横浜市保土ケ谷神戸鎮座の神明社の宮司さんが新編武蔵国風土記稿の「保土ヶ谷旭両区該当部分(帷子川流域地区)のふりがな付きPFD版を作」られたのを拝読し、また、国立国会図書館近代デジタルライブラリーで翻刻したものが読めることを知つた。文言の検索が可能になれば便利になると思ひ、私の住んでゐる厚木市を中心にテキストにしようと思ひ立つた次第です。なお、webシステム上、1文書の最大容量が1MBとなってゐるため細分せざるを得なくなってゐます。

 思ひ立つて始めたものの、文書量は膨大です。出来たところから細切れに掲載して行くつもりです。すぐ頓挫するかもしれません。そしたら笑つてください。無謀なことを始めた、と。





新編相模国風土記稿
摘要  掲載日・修正日 / ファイル形式 / 大きさ 現在の市町村
目次 全125巻毎の翻刻本における位置、記載されてゐる村名等  平成28年8月6日掲載、8月9日修正 / pdf / 0.28MB
巻之
五十四
愛甲郡巻之一 図説(郡の概要)  平成28年7月22日掲載 / pdf / 0.94MB
巻之
五十五
愛甲郡巻之二 愛甲村・船子村・恩名村・厚木村・戸室村・尼寺原新田・温水村・長谷村・岡津古久村・小野村・愛名村・下古沢村・上古沢村・林村 平成28年8月31日掲載 / pdf / 0.83MB (pdf/0.36MB) 厚木市
巻之
五十六
愛甲郡巻之三 妻田村・及川村・上依智村・中依智村・下依智村・関口村・山際村・山際新田・猿ヶ島・金田村・三田村・原地新田 平成28年9月24日掲載 / pdf / 0.89MB 厚木市





□□□ テキスト化に当つての方針 □□□

 新編相模国風土記稿 第3輯 鳥跡蟹行社刊(明17-21)の国立国会図書館デジタルコレクションで公開してゐるものを転記してゐる。転記に当り、次の変更を加へてゐる。
 参照元URL http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/763969
  1. 漢字字体は当用漢字字体を用いた。「辨・辯・弁」「嶽・岳」等は別字とした。
  2. 異体字は、ワープロソフトで表示出来ない場合は、通常使はれてゐる文字を使用した。
  3. 不詳な文字は大日本地誌体系(雄山閣昭和7年)を参照した。不明部分は■で示した。底本で□の部分はそのままとした。
  4. 漢文の返り点は、文字間にうたれてゐるが、一文字扱ひとした。(ワープロソフトの都合)
  5. 文の区切りを表す「。」は適宜、句点「、」に置換へた。
  6. 漢字と仮名は、本文の仮名は10ポイント、漢字は12〜13ポイントを使用した。それでも漢字の「二」とかなの「ニ」の識別に難あり。割注の漢字・仮名は同ポイントとした。MS明朝を使用。
  7. 赤文字部分について脚注を附した。これには、個人の見解が含まれてゐる。リンクは、閲覧時のもの。その後内容変更や頁の削除があるかもしれない。リンク先はマウスを置いて表示されるアドレスを参照ください。

 将来、転記時誤記修正のほか、必要な修正を行ふことがあります。


□□□ 参考 □□□
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