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糸井浜神社(北海道苫小牧市糸井)

参拝日 平成30年7月25日(水)
作成日 令和元年7月13日(土)
追記日 令和6年4月3日(水)
よみ  いといはま じんじゃ  
所在地  苫小牧市糸井100-9 (北緯42度36分58.59秒 東経141度32分13.55秒)
 地図:地理院地図  いつもNAVI  
地 図  参拝当時の地図です。 (最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。)
地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等  ─
祭 神  地蔵尊
 竜神
由 緒  神社本庁包括外神社
 境内の碑には次のやうにある。
 この地区は、明治、大正よりイワシ漁場として全国的に有名であり、この神社は明治初期より様似等樹院末寺の地蔵尊が祭られ、又この地区の住人や漁民が竜神さんをまつってこの地区(現在の小糸井、糸井、有明、日吉)の町内安全、豊作、大漁、家族健康祈願の神社としてまつられておりました。
 大正九年に地蔵尊と竜神さんを合祀し、小糸井神社として建立され、この地区の守神として鎮座して居ります。
 平成元年、神社の老朽に伴い新築しましたが、現在もこの地区の守神として、皆様を、お守りしております。
   平成八年七月二十日
氏子一同
雑 記  室蘭本線糸井駅から南西ないし南南西へ1.1kmの所にある。

 糸井のもう一つの神社、糸井山神社は北北西へ1.8kmの所にある。

社殿内には、新聞記事(1)が掲示されゐる。概要は、
  • 社殿ができるまでは、ほこらだったという同神社。イワシ漁で栄えた明治、大正、昭和初期には、漁の繁忙期となると、秋田、新潟などから多くの漁師たちが来苫。糸井の一帯はたくさんの「やん衆」でにぎわった、一方で、命を落とすやん衆も少なくなく、彼らの魂を合祀(ごうし)する大きな役割を同神社は果してきたという。
  • 毎月一日には安全祈願祭も欠かさず行っている。樽前山神社から宮司が訪れ、総代、氏子らと共に祈りをささげる。
  • 毎年一月一日には新年祭、七月の第四土曜日、日曜には夏祭が開かれる。
  • 「夏休みのラジオ体操も、盆踊も神社で。本当に地域に密着している神社だなと実感しますね」と総代を務める高潮産業の高橋悦章会長(78)。
  • 夏祭では、地域の住民や事業所の従業員らが総出で、出店や演芸ステージなどを協力して運営。敷地内の土俵では、市内でも貴重になった子供相撲があり、高橋さんは「今の社殿が出来てから三十年近くたっている。修復するなどしながら、これからも大切に守っていきたいですね」と話している。

 ほかに、社殿内に写真も多く掲示されてゐて、平成元年8月12日の旧社殿の写真は、社殿内集合写真・創立時の創立委員12名と大正九年七月弐拾九日と日付を墨書した掲示物の写真・五つの三方に盛られた神饌や提灯に神酒等を捧げた神前の様子・神前での集合写真・搬出作業の写真等があった。他に平成元年12月2日の糸井浜神社遷座奉祝祭の集合写真、鳥居建設時の写真(平成10年12月26日竣工)もあった。
 その説明書きの一つには「小糸魚神社」との表記がある。地名と同様、小糸魚が糸井に変ったものと思はれる。

 なほ、苫小牧市史(2)は「海の方の神社は国道沿いの海側にあって祭神は稲荷神社、祭日は八月九日、十日である」としてゐる。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)

写真1


写真2


写真3


写真4


出典・脚注
  1. 『マイタウン てくてく 地域密着、糸井浜神社』苫小牧民報 平成27年8月21日号
  2. 『苫小牧市史』 昭和51年刊 下巻 p.1820 

改訂記録
  • 令和06.04.03 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。 写真に番号を附した。

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