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花咲港金刀比羅神社 (北海道〈根室〉根室市花咲港)

参拝日 令和3年6月1日(火)
作成日 令和4年2月5日(土)
改訂日 令和6年2月19日(月)
よみ  はなさきこう ことひら じんじゃ  
所在地 〈根室管内〉根室市花咲港82-1 (43度17分14.80秒 145度35分7.17秒)
 地図:地理院地図(ズームレベル15)
    いつもNAVI(ズームレベル13)  
地図  参拝当時の地図です。最新の地図は所在地欄のリンク先をご覧下さい。
地理院地図、東西 290km×南北 270km の範囲の地図です
・東西290km 南北270km
印:当社位置


地理院地図、東西 1.13km×南北 0.94km の範囲の地図です
・東西 1.13 km × 南北 0.94 km、
印:本殿の位置
HP等 ・北海道神社庁 北海道の神社 花咲港金刀比羅神社
祭神  大物主大神(おおものぬしのかみ)
 事代主神(ことしろぬしのかみ)
 倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
由緒  北海道神社庁webには次の様に載ってゐる(1)
由来 明治39年根室町金刀比羅神社より旧神殿を受け神社を創立する。大正4年拝殿を造営する。昭和35年社殿鎮座地を現在地に移し「新社殿」を造営する。平成4年境内地取得整備をなす。平成5年法人格を取得し宗教法人「花咲港金刀比羅神社」となる。平成18年創祀100年を迎える。

 参道途中に旧地の碑がある。碑文は次の様。
 此の地は花咲港金刀比羅神社御創祀の地であります。
 即ち明治三十九年根室の金刀比羅神社遙拝所として祠宇を建立し、翌年同神社の旧本殿壱宇を請いて此の地に移築し、御分霊を奉斎いたしました。
 爾来、新社殿御造営の昭和参拾五年拾月迄社殿御鎮座の地でありました。
 本年御創祀百年を迎えるにあたり御縁り深き此の地に記念碑を建立し、先人の功労を偲ぶものであります。
  平成拾八年拾月吉日
     御創祀百年記念奉賛会
     花咲港金刀比羅神社 氏子一同
雑記  最寄駅は根室本線根室駅で、参道入口から北(358°)へ4.4km、同線西和田駅は南西(237°)へ4.1kmの所にある。

 大正5年から平成28年までは、同線花咲駅が参道入口から北西(327°)へ1.1kmのところにあった。
 花咲駅の利用状況は、ウィキペディアによると(2)
1959年(昭和34年)の年間乗降客数は約17万人。サケ・マスの水揚げ時期である6、7月になると、1日100個近い荷物を発送するなどにぎわいを見せた。
1日平均の乗車人員は、1954年(昭和29年)度には274.2人あったが、廃止直前の数年間はほぼ皆無だった。
と云ふ。

 はじめ、遙拝所として祠を建てたと云ふので、根室金刀比羅神社の方角はどちらかと確認すると、根室駅とほぼ同方向の北(2°)。現在の社殿とは向きがほぼ90°違ってゐたことになる。今は階段の踊場になってゐるが、南向きに社殿を建てるには尤もな場所だ。新社殿建設に当って広い土地を求めて上の方へ移ったのだらう。現社殿は西向きだが、人々の暮してゐる所や港を向いてゐる。

 車の駐車は何所に出来るのだろうと地図を見て一番近い道を行こうと、当社北側の道を200mほど行ったところを右へ曲って行かうしたが、右折の道が見つからず、三回通った所で諦めた。それらしいところはあったが、地図とは違って徒歩でも通りたくない狭さで藪になってゐた。考へてみれば、遠回りしても車なのでさして時間がかかるわけではない。それなのに、それが考へつかなかった。参道を登って社殿まで来て車が十台は優に停まれさうな広場をみて気がついた、やっぱり車で来られるんだと。


 本日の神社巡りは、当社で終了、17:40。
 宿泊は根室駅に近い旅館で、夕食付。久しぶりにまともな食事を戴いた。女将さんからは、コロナが蔓延してゐて恐くないかい、と云はれた。まだワクチン接種前で感染すると辛い思ひをしさうだが、感染確率は試算すると1万分の1程度と思ってゐるので旅行に出てきてゐる。歓迎されないのかな。大してお金は使はないしね。

写 真  (拡大写真は新しいタブ又はウインドウで開きます)
写真1
写真1 拡大 (1280×960)

社頭

鳥居は「奉献 昭和三十八年十月吉日」「根室漁業協同組合」とある

社号標は、幅が広く珍しいと思ったが、厚みも40cmはありそう。背面には、「奉納 御総意百年記念、納主 花咲運輸株式会社、取締役会長 氏名、代表取締役 氏名、平成十八年十月吉日、金刀比羅神社名誉宮司 前田誠 謹書」とある。

写真2
写真2 拡大 (1280×960)

急な階段を登る

踊場に二の鳥居(昭和四十九年奉納)、手水舎がある。右手には馬頭観世音の碑、平成29年に寄贈された御神木(おんこ)、左手には旧地の碑がある。碑文は次の様(由緒欄に記載の再掲)。
 此の地は花咲港金刀比羅神社御創祀の地であります。
 即ち明治三十九年根室の金刀比羅神社遙拝所として祠宇を建立し、翌年同神社の旧本殿壱宇を請いて此の地に移築し、御分霊を奉斎いたしました。
 爾来、新社殿御造営の昭和参拾五年拾月迄社殿御鎮座の地でありました。
 本年御創祀百年を迎えるにあたり御縁り深き此の地に記念碑を建立し、先人の功労を偲ぶものであります。
  平成拾八年拾月吉日
     御創祀百年記念奉賛会
     花咲港金刀比羅神社 氏子一同


写真3
写真3 拡大 (1280×960)

社殿正面

写真4
写真4 拡大 (1280×960)

斜め前からみた社殿

写真5
写真5 拡大 (1280×960)

社殿側面

狛犬は平成十八年十月に御創祀百年記念で奉納された。

灯籠は昭和三十五年十月十日と年記がある。

写真6
写真6 拡大 (1280×960)

拝殿内

写真7
写真7 拡大 (1280×960)

社殿前から階段方向の眺め

写真8
写真8 拡大 (1280×960)

花咲港


出典・脚注
  1. 令和4年1月28日閲覧 北海道神社庁 北海道の神社 金刀比羅神社
  2. 令和4年2月4日閲覧 ウィキペディア 花咲駅

改訂記録
  • 令和06.02.19 ページ内の配置変更(スマホでの閲覧に配慮)。

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