由緒
元 村社
社殿前に由緒碑があり、次の様に刻まれてゐる。
村社 浅間神社 横浜市戸塚区原宿町四三一番地
一、御祭神
木ノ花之佐久夜姫ノ命
火難消除安産航海農漁業の守護神
総本社 富士山本宮官幣大社浅間大社
| 一、御由緒
永禄年中村安全を祈願し当社を勧請す玉縄城主北條左ヱ門大夫(1)の崇敬厚く社殿を建立せり安永九年造営安政五年再建明治九年改築浅間社として村社別格大正初期本殿改築昭和七年九月浅間神社と改称昭和五十一年九月本殿拜殿社屋を中心に改修参道境内整備築造される
| 一、境内地
五百八十四坪
| 一、社殿
本殿 拜殿
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『神奈川県神社誌』(昭和57年)には次の様に載ってゐる(2)。
由緒沿革 永禄年間(一五五八―六九)村中安全を祈願して勧請されたもので、玉縄城主・北条左衛門大夫の崇敬特に篤かったと伝える。安永九年・安政五年にそれぞれ社殿を改築、明治六年村社に列した。
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『新編相模国風土記稿』には次の様に載ってゐる(3)。
浅間社 村ノ鎮守トス。例祭六月八日。村持。下同シ。
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| 雑記
| 近くの鉄道駅は、東海道線戸塚駅が北北東(40度)へ3.1kmの所にある。東海道線大船駅が南南東へ3.5kmに、横浜市営地下鉄踊場駅が北北東(14度)へ2.8kmの所にある。バスの便は、藤沢駅と戸塚駅を結ぶ等、便は良い。
当社の東側に接してゐる道路は東海道で自動車騒音が大きいものの、境内に入ると大いに緩和される。木々があり、少し高い位置にあるのがその理由だらう。
訪れた当日は、トラックが一台、参道に駐車してた。一部みえる積荷の様子や、近くで道路工事が行はれてゐた事から、工事用車か。おやまあ、とは思ったが、配慮した駐車になってをり、神社側も地域への協力なのだらうと推測した。
社名は神社庁webの記載に従った。然しながら、社号標や拝殿の扁額には浅間神社とあるので、こちらが通用してゐるやうだ。
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